勉強を楽しくさせる方法は?子どもの「やる気」を引きだす接し方 (1/2)
こんにちは、スクールカウンセラーの大塚義也です。
お子さんの事で悩んでいる保護者の方はたくさんいます。
と言うよりも、お子さんの事で悩んでいない保護者はいないと言っても過言ではありません。
中でも、どうしたら子供のやる気を引き出せるのか、という質問が多くなっています。
この質問は「やる気」というものの存在が前提になっていますが、そもそも「やる気」は存在しないということをご存知でしょうか。
よく「やる気がないから」とか「やる気を出しなさい」などと言います。
しかし、存在しないはずのやる気が、なくなったり出したりするのは不思議ですよね。
やる気というのは「実際に取り組むことによって起こる気持ち」のことです。
例えば、イヤイヤ始めたけれど、やっている内にもっとやりたくなることがありませんか?
部屋の掃除を始めたらもっと綺麗にしたくなったとか、暇つぶしに見ていたテレビをもっと見たくなった、など。
最初はその気じゃなかったのに、どんどんやりたくなる。
それがやる気なのです。
存在しないとは言っても、実際、やる気を出した経験はあると思います。
試合に勝つためにやる気を出す、試験で良い点数を取るためにやる気を出す、など、ある程度の年齢になると自分でやる気を引き出せるようになるのです。
つまり、自分の意思で気持ちをコントロールしているのです。
ところが、子供はまだ自分の意思で気持ちをコントロールすることができません。
だから親がコントロールしてあげる必要があるのです。
子供のやる気を引き出すために大切なことは、できることからやらせ、できた時に褒めてあげる、できなかったとしても、その頑張りを認めてあげる。
これがとても重要です。
「できる」「褒められる」というのは大人でも嬉しいですよね。
子供にとってはなおさらのことです。
- ポイント1 できることからやらせる
- ポイント2 できた時に褒める、感謝する、できなくても努力を認める
- ポイント3 少しハードルを上げる
- ポイント4 2に戻る
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大塚義也と言います。
カウンセラーをしています。
【経歴】
北海道教育大学卒業
その後2年間高校で教員
教員を退職後1年間学習塾勤務
小学校からの夢だった海外留学を叶えるために
退職後愛知県の工場で期間従業員として3年勤務
3年間の勤務終了後
1年間カナダへ留学しその間にヨーロッパや南米を旅行
日本へ帰国後
名護市で5年間不登校児童生徒の支援をしながら、スーパーバイザーの臨床心理士から心理学やカウンセリングについて学び、初級教育カウンセラー資格やその他のカウンセリング資格を取得。
【現在】
スクールカウンセラーとして、小学校、中学校、高校の生徒さんや、保護者さんの相談なども行っています。
自分自身これまでいろいろなことにチャレンジしてきました。
カナダへ一年間留学したり、世界中を旅したり。
バイクで日本縦断したこともあります。
子どもたちに
『本気でやりたいと思ったことは必ずできる』
ということを伝えたいと考えています。
そのためには
「自分の人生を本気で考え自分の夢を叶えようと努力する」
ことが大切です。
コラムではできるだけわかりやすく
『子どもを伸ばす方法』について書いていきたと思っています。
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