犬に洋服、着せる?着せない?実は着せた方が良い7パターン。犬の服は「かわいい」以外にも理由がある
「犬に洋服なんて必要ない!」という意見がありますが、実は犬のためにも服を着せた方が良い場合があります。服を着せた方が良い理由と、どんな犬やシーンで服が必要なのか解説。
今や全く珍しいことではなくなった、犬の洋服。
犬の種類や大きさを問わず、何かしら愛犬に着せるものを持っている方がほとんどではないでしょうか。
中には、愛犬用のクローゼットを持っている方もいるようです。
「犬に洋服なんて必要ない!」という意見がある一方で、実際には犬に洋服を着せた方が良い場合もあります。
今回は、「どんな時に服を着せるのか」、また「着せる時に注意してほしいこと」をお伝えします。
犬に服を着せる時、大きく4つの理由が挙げられます。
- ファッション
- 体温調節
- 治療や体の保護
- 汚れ防止
このうち、「① ファッション」については、犬にとっては全くもって必要ないものです。
「カワイイ!」と思っているのは人間だけのことが多いので、注意しましょう。
年齢や犬種・体質によって、暑さや寒さに対して洋服で調整してあげた方が良い場合があります。
スムースコートやシングルコートの犬は寒さに弱いので、寒がる時には洋服を着せてあげましょう。
寒がっていないようだったら、特に必要はないでしょう。
ダブルコートの犬であれば、防寒用の服は普通は必要ありませんが、シニア犬やパピーなど体温調節が苦手な場合は、気温に応じて服を着せてあげると良いですね。
洋服に慣れていないようであれば、薄手のタンクトップなどから慣らしていってあげてください。
最近では暑さ対策用の服もあるので、パグやフレンチブルドッグなどの短頭種のように暑さに弱い犬には着せてあげると良いでしょう。
ただし、いくら対策をしたとしても、服だけで調節するのは限界があるので、暑い時寒い時の外出は控えるなど、犬の体に負担がかからないよう、十分に注意してください。
病気やケガの治療のために洋服が必要なことがあります。
- 手術後の傷を守る術後着
- 皮膚を保護するための服
- 冷えによる症状の悪化を防ぐ服
- 四肢を保護するための靴
いずれも、症状や状態に応じて素材を選んだ方が良いので、治療のために服を着せる場合はかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
雨や雪の時に着るレインコートや、抜け毛対策のための洋服は使っている方が多いのではないでしょうか。
「お天気が悪くてもお散歩大好き」という犬のためには、必須アイテムとも言えますね。
また、抜け毛が多い時にお友達の家へ遊びに行ったり、飲食店に同行する場合は、抜け毛が舞わないように服を着せることがありますが、必要がないときは脱がせてあげましょう。
カワイイだけではない、犬の服。
家族同様に暮らしているとついつい人間のように、「寒いんじゃない?」「カワイイ服を着せてあげたい!」という気持ちになってしまうこともあるかもしれませんが、人間と犬とでは体の仕組みが違いますし、「オシャレをしたい」と思う訳ではありません。
着せっぱなしは不衛生になりますし、犬が本来持っている体温調節機能を損なってしまうこともあります。
服を着せる時は、“愛犬が快適に過ごせること”を最優先に考えてあげてくださいね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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