パソコン(PC)のネットが遅くなる原因は?ネット速度が遅いときに試したい8つの改善策

執筆者: 矢野勇雄 職業:パソコンサポーター
はじめに

こんにちは、パソコンサポーターの矢野勇雄です。


インターネット速度が遅くてイライラすることはありませんか。

今回は、その原因と対策についてお話しをします。

 

原因1 ネットワーク機器の急増

まず、原因として思い当たるのが「Wi-Fiルーター」や「ハブ」などのネットワーク機器の急増。

 

無線LAN(Wi-Fi)は急速に普及しており、隣近所のご家庭でも利用が増えているでしょう。

そのため、同じ周波数帯の電波が混雑するようになり、無線LANを使ったネットへのアクセス時、その速度が低下してしまうのです。

 

原因2 混雑しやすい周波数帯である

「IEEE 802.11b/g/n」という無線LANの規格では「2.4GHz帯」の周波数帯で電波を利用。

この周波数帯を「チャンネル」と呼ばれる区分ごとに、電波を分割して使う仕組みになっています。

 

しかし、このチャンネルは、隣のチャンネルと一部で周波数が重なっているため、電波干渉が起こらないようなパターンは「1/6/11チャンネル」の1通りだけしかありません。


つまり、もともと使えるチャンネルが少なく、混雑しやすい仕組みなのです。

 

 

このような電波の混雑を避けるには、比較的利用されていないチャンネルを選ぶことが重要になります。
しかし「無線LANが遅い」と感じるたびに、電波状況を調べて、チャンネル変更するのは大変です。

 

◆チャンネル自動設定機能を利用する

そこで、最近のWi-Fiルーターが備えている「チャンネル自動設定機能」の利用をお勧めします。

 

チャンネル自動設定機能とは

Wi-Fiルーターが電波の混み具合をチェック、空いているチャンネルへ自動変更してくれます。

 

最近のWi-Fiルーターでは、ほとんどの場合チャンネル自動設定機能に対応していますので、説明書を見て設定しておきましょう。

 

◆電波を発する機器は遠ざけて

電波干渉は、無線LAN以外の電波を出す機器、例えば、コードレス電話や電子レンジ、ラジコン、Bluetooth機器が近くにある場合も発生します。

 

これらの機器は、なるべく遠ざけておきましょう。

 

◆無線LANの規格を変えてみる

ここまで試してみても速度が出ず、電波干渉が原因だと思われる場合は「IEEE 802.11a/ac」の利用をお勧めします。

 

この規格は「5GHz帯」の電波を使用しており、前述の2.4GHz帯と比べて、使用可能なチャンネル数が多いのです。

その上、家電機器等からの干渉も多くありません。

 

弱点としては、2.4GHz帯よりも電波が飛びにくいという点があります。

しかし、試してみる価値はあるでしょう。

 

原因3 Wi-Fiルーターの設置場所が悪い

Wi-Fiを利用する場合には、Wi-Fiルーターを置く場所が重要です。

 

◆速度を早めるには

強い電波を遠くまで飛ぶよう、見通しの良い所に置きましょう。

電波強度が高い方が、速度は速くなります。

 

◆Wi-Fi中継機を利用してみる

パソコンとWi-Fiルーターの間に、風呂場やトイレがあったりすると電波強度が落ちます。

また、Wi-Fiルーターが1階、パソコンが2階に置かれている場合も同様です。

 

このような場合には「Wi-Fi中継機」を導入するのが効果的でしょう。
状況が、劇的に改善される場合があるかもしれません。

 

原因4 セキュリティーの設定

また、セキュリティの設定によっては、速度が出ないケースがあります。

 

「802.11n/ac」などの規格では「600Mbps」などの速度が出せますが、暗号化の設定で「WEP」を選んでしまうと、自動的に「54Mbps」に設定されるのです。

 

◆「WPA2」で設定し直す

暗号化の設定では、「WPA2」を選びましょう。

原因5 パソコンの仕様に問題がある

パソコンのマニュアルやインターネット上に公開されているカタログ等で、パソコンの仕様を確認することができます。

 

規格に対応した無線LANアダプタを導入する

パソコンが、Wi-Fiルーターと比べて低速な規格にしか対応していない場合には、Wi-Fiルーターの高速な規格に対応した無線LANアダプタを導入しましょう。

 

原因6 インターネット回線そのものが遅い

最後に考えられる原因としては、インターネットそのものが遅いという可能性です。

 

インターネットの回線契約を結んでから何年も経っているなら、回線速度の遅さがインターネットが遅い原因ということもあります。

 

◆回線別の速度を見直す
  • ISDN(電話回線を利用):64kbps。2回線束ねた場合でも最大128kbps。
  • ADSL(電話回線を利用):最大1Mbps~50Mbps。
  • ケーブルテレビ回線:最大1Mbps~160Mbps。
  • FTTH(光回線):最大100Mbps~2Gbps

 

回線契約が遅いままになっている場合は、契約を見直すことを考えましょう。

 

おわりに

インターネットの速度が遅い原因は、様々あります。

ご自身のインターネット環境を再確認され、最適な状態にしてあげて下さい。

 
 コラムニスト情報
矢野勇雄
性別:男性  |   職業:パソコンサポーター

福岡市とその近郊でパソコンの出張サポートをやっています。パソコンを使っていて困った際のサポートを行っています。具体的にはパソコンの初期設定、インターネットへの接続、ウイルスなど迷惑ソフトの削除、旧パソコンから新規パソコンへの各種設定・データの引っ越しなどをやっています。

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