スタートページが勝手に変更、警告メッセージが消えない…ウイルス感染の症状と対策10

スタートページが勝手に変更されたり、セキュリティソフトが動かない、警告メッセージが消えないなどは、ウイルス感染の症状のひとつ。基本対策を解説します。

執筆者: 矢野勇雄 職業:パソコンサポーター
こんな症状が出たら、パソコンウイルスの仕業かも!

こんにちは、パソコンサポーターの矢野勇雄です。

 

みなさん、ウイルス対策していますか?
今回は、パソコンがウイルスに感染したときの症状をご紹介します。

分かりやすいものから、一見気づきにくいものまで、いろいろありますよ。

まずは、ウイルスに感染している可能性にすぐに気がつけるレベルの症状から見ていきましょう。

 

 

1. ブラウザのスタートページが、勝手に変わってしまった
インターネットエクスプローラー(Webブラウザ)を開いたら、ヤフーのトップページ(いつも開くトップページ)が開くはずなのに、見覚えのないホームページが表示された。

 

このようなケースでは、インターネットエクスプローラー(Webブラウザ)の起動時に開くページの設定が変更されています。

設定を元に戻してみましょう。

 

また、不必要なアドオンが一緒に設定されているケースも見受けられます。

「アドオンの管理」を開いて設定を確認し、無効にすることを検討してみましょう。

 

2. セキュリティ対策ソフトが動かなくなった

パソコンにインストールしているセキュリティ対策ソフトが動かない。

アイコンが灰色になっていて、クリックしてもなにも起きない。

 

これは、ウイルスが検知を避けるために行った可能性も考えられます。

この様な場合には、他のパソコンを使って「Microsoft Safety Scanner(マイクロソフト セキュリティスキャナー)」のような単独で実行可能なセキュリティソフトをダウンロードして、問題が起きたパソコンで実行してみましょう。

 

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3. 覚えのないホームページが次々と表示される

次々に、覚えのないホームページが表示される。

消しても消してもどんどん表示されて、止められない。

 

とりあえず、セーフモードでパソコンを起動して、状況がどう変化するか確認しましょう。

解決にはシステムの復元が役にたつ場合があります。

このため、システムの復元が有効になっているか、日頃から確認しておきましょう。

 

4. セキュリティの警告メッセージが表示され、契約を要求してくる
パソコンを起動すると、いきなり見たことのないセキュリティ対策ソフトが起動して、偽のセキュリティ警告を表示して、契約を結ぶよう要求してくる。

 

このケースでもシステムの復元は有効です。

また、コントロールパネルの「プログラムと機能」から、該当するセキュリティ対策ソフトを削除することも可能です。

 

5. デスクトップ上に表示されていたはずのアイコンが消えた

これも、システムの復元で解決できる場合があります。

 

6. 迷惑メールが大量に届くようになった

このケースでは、ウイルスを削除した後に、メールアドレスの変更などが必要になるでしょう。

7. セキュリティ対策ソフトのサイトにアクセスできなくなった

ウイルスを削除した後で、ネットワークの設定を見直すことになります。

 

8. データが暗号化され、解除したいなら金を払えとメッセージが表示される
パソコンのデータが暗号化され、「暗号化を解除して欲しければ金銭を支払え」という内容のメッセージが表示された。

 

これは、最近ニュースなどで見かけるようになった「ランサムウエア」と呼ばれるウイルスです。

バックアップを取っていなければ、データの復元は困難だと考えられます。

 

気づきにくいウイルス感染ケースもある!

以上のような症状が起きると、ユーザーはパソコンを正常に使えなくなるので、ウイルスに感染したのではないかとすぐに気がつくでしょう。


このような場合、ただちに必要な処置(専門家やパソコンに詳しいお友達などに相談するなど)を施せば、被害を最小限にとどめることにつながります。

次に、パソコンユーザーがウイルスの感染に気付きにくいケースを示しましょう。

 

9. 自分のパソコンが、いつの間にか乗っ取られている!

普段、ユーザがパソコンを使う時には何も問題はないのですが、ウイルスに感染したユーザーのパソコンが外部のコンピュータの支配下に入っており、インターネットを通じて、他のコンピュータに攻撃を仕掛けるケースがあります。


このように、密かに侵入したウイルスによって遠隔操作が可能な状態になっているパソコンのことを「ボット」と呼ぶ場合があります。
このボットがたくさん集まってネットワーク化されているものは「ボットネット」と呼ばれています。


パソコンユーザーが「自分のパソコンがいつの間にか乗っ取られている」と気がつくことは、普通難しいでしょう。

 

10. 個人情報を盗み取られる!

キーボードなどで入力した文字情報を記録する「キーロガー」

「キーロガー」という、パソコンにキーボードなどを通じて入力された文字列を勝手に収集して、外部のコンピュータにインターネットを通じて転送するウイルスがあります。

 

メルアドやID・パスワードも狙われる対象に

また、パソコン内に保存されているメールアドレスや、個人情報(アカウント名やパスワードなど)を収集し、インターネットを通じて外部のコンピュータに転送するウイルスも存在します。

 

ネットをしてないのに、ルータやHDのアクセスランプが激しく点滅しているのは怪しい?

上の9,10は、ウイルスがこっそり実行しているため、ユーザーがインターネットを使っていないのに、ルータなどのネットワーク機器のアクセスランプが点滅していることがあります。
また、ハードディスクのアクセスランプが激しく点滅している場合もあります。


ただし、これはウイルスが原因ではないケース(Windowsが行っている通常の活動や、インストールされているアプリケーションソフトが更新ファイルを探している場合もあります)もいくつもありますので、すぐに決めつけることはできません。

 

気づかないうちに、自分が加害者にされてしまう可能性もある

ここに上げた事例はパソコン上に目立った異常を引き起こさないので、かなり注意深いユーザーでない限り自分のパソコンに起きている変化に気がつかないと思われます。


ただ、自分のパソコンがいつのまにかボットになっていて、他のパソコンやサーバーを攻撃した場合は、ある日突然、捜査関係者がやってきてパソコンを押収するなどという想像もしないことが起きるかもしれません。


この場合、すぐにはパソコンは返ってこないでしょうし、保存しているデータは覗き見されてしまうでしょう。

 

ウイルスに感染しないために行うべき基本セキュリティ

最後に、ウイルスに感染しないようにするための基本は以下の通りです。

 

セキュリティ対策ソフトは、常に最新に保つ

最新版のセキュリティ対策ソフトを導入し、定義ファイルを常に最新に保っておきます。
セキュリティ対策ソフト自体が更新されることがありますので、これも必ず適用します。

 

Windowsの更新を忘れずに行う

次に、Windowsの更新は自動にしておきましょう。

何らかの事情で、手動にしている場合でも更新は忘れずに行いましょう。
数ヶ月も放置してはいけません。

 

アプリも、更新の連絡があれば最新にする

アプリケーションソフトも更新版が出ることがあります。

ユーザー登録をしていれば案内が届きますので、これも忘れずに更新しましょう。
フリーソフトを利用する場合は、当然ながらサポートは期待できませんので、そのソフトの評判をインターネットなどでよく確認しておきましょう。

これらの手続きを行っていればウイルスに感染する可能性は大幅に減少します。

 
 コラムニスト情報
矢野勇雄
性別:男性  |   職業:パソコンサポーター

福岡市とその近郊でパソコンの出張サポートをやっています。パソコンを使っていて困った際のサポートを行っています。具体的にはパソコンの初期設定、インターネットへの接続、ウイルスなど迷惑ソフトの削除、旧パソコンから新規パソコンへの各種設定・データの引っ越しなどをやっています。

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