「ウイルスに感染しています」広告に騙されない!偽セキュリティ対策ソフトの対処法 (1/2)
こんにちは、パソコンサポーターの矢野勇雄です。
パソコンを起動する度に、妙なソフトが動いて困っているという相談を受けることがあります。
訪問してパソコンを見せてもらうと、偽のセキュリティ対策ソフトが動いているのをよく見かけます。
画面には、「パソコンをスキャンして、多くのウイルスを発見した」などと表示されています。
これらのソフトは、どうやってパソコンに入ったのでしょうか。
- インターネットを使っていると、「ウイルスに感染している」という警告が表示された。
- パソコンにインストールされているセキュリテイ対策ソフトが期限切れで使えないことは知っていたので、クリックしてみると無料のセキュリティ対策ソフトが使えるとあったので、インストールしてみた。
残念ながら、こうやってパソコンにインストールされたセキュリティ対策ソフトの大半は役に立ちません。
ほとんどの場合は言葉巧みに有料のソフトを購入するように誘導されます。
中には、パソコンに保存されている個人情報を外部に転送するような仕組みを持ったものもあります。
このようにしてパソコンにインストールされるもの以外に、Javaや、AdobeFlashPlayerの更新を呼びかけるものがあります。
あたかも修正や更新を呼びかけているように見えますが、表示された画面のボタンをクリックするとウイルスに感染してしまいます。
実際に被害を生んでいる偽セキュリティソフトウェアとしては、Advanced System Protectorやsystem care antivirus、System Doctor 2014などがあります。
また、McAfee Security Scan Plusというのもよく見かけますが、これも販促が目的のソフトでセキュリティ対策には役立ちません。
これらの偽セキュリティ対策ソフトへの対応は、以下の3つを実行しましょう。
偽のセキュリティソフトには、正規のセキュリティソフトで対抗するのが一番です。
正規のセキュリティソフトをインストールし最新の状態に更新していれば、広く出回っている偽セキュリティソフトを検知し被害を未然に防ぐことができます。
万が一、偽セキュリティ ソフトウェアや偽広告が誘導するリンクをクリックしてしまったとしても、個人情報漏えいなどの最終的な被害に遭わないためには、以下のような基本のセキュリティ対策を行うことが重要です。
正規版のセキュリティ対策ソフトにはファイアーウオール機能が同梱されていることが多いので、これを有効にしておきます。
Windowsやアプリケーションソフトの更新版があるか確認して最新の状態に保ちましょう。
パソコンを利用する際に標準的なユーザーモードを使い、管理者アカウントは使用しないようにしましょう。
もし、パソコンの画面に「ウイルスに感染しています」などと表示されてもあわてて表示されているボタンをクリックするのはやめましょう。
まず、利用しようとしているソフトの評判を検索サイトで確認してみましょう。
次に、周囲にいる第三者に意見を聞いてみましょう。
もし、「偽のセキュリティソフトウェアが発する警告表示などをクリックした覚えがある…」という場合は、以下の処置を行いましょう。
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福岡市とその近郊でパソコンの出張サポートをやっています。パソコンを使っていて困った際のサポートを行っています。具体的にはパソコンの初期設定、インターネットへの接続、ウイルスなど迷惑ソフトの削除、旧パソコンから新規パソコンへの各種設定・データの引っ越しなどをやっています。
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