便秘でお肌が荒れている、お腹の張りやガスが治らない。
これらの症状は便秘解消で大抵解決しますが、毎日お通じがある人でも溜まっていると言われている「宿便(しゅくべん)」。
人によっては1~4キロも溜まっていたという話もあり、もしかして自分の中にも…と思わずお腹を触ってしまいますよね。
今回はこの「宿便」の秘密と出し方をご紹介します。
腸内に残っている便の残りとされ、「滞留便」とも呼ばれています。
要は便秘で外に排出されない便が溜まり、ガスを発生させたりぽっこりお腹の原因にもなってしまう、女性にとっては特に嬉しくない存在です。
腸の中にこびりついた残りカスというイメージが強いかと思いますが、どちらかといえば「1~2日経っても根強く残っている便秘時の便」の方が正しいようです。
数日間滞留している便なので、個人差はありますが色は黒っぽく、悪玉菌によって腐敗臭が発生し匂いはキツイものと言われています。
滞留便は食べ物の残りカスのほか、腸の粘膜が剥がれ落ちきらなかったもの、古くなった細胞なども混じっています。
これらが蓄積されることで、以下のようなデメリットが身体に現れてしまいます。
便秘が重なるとニキビや肌荒れの原因にもなります。
よく、便秘の人は口臭がキツくなると言われますが、これは腸の中で腐敗したガスが上まで登ってきているため。
いくら口臭ケアをしても、酷い便秘だと効果は半減です。
必要な栄養を吸収しづらくなり、疲労回復に必要な栄養素をうまく働かせることが出来なくなります。
当然お腹はぽっこり出ていますし、新陳代謝も低下し、痩せにくい身体へと繋がってしまいます。
ここでは、便秘で頑固にも残っている滞留便の排出方法についてご紹介します。
便秘を解消しても、何かスッキリしない…週末は腸内デトックスをしたいという方は、ぜひついでに宿便も排出してしまいましょう。
12時間ほど水分のみで過ごすことで内臓機能の回復を図り、消化しきれていない食べ物の消化を促します。
その後、消化の良いものから少しずつ食べていき、便を排出します。
いつもより匂いのキツイお通じが出たら、奥に残っていたものも外に排出されたようです。
目覚めたてに常温の炭酸水を飲むことで、腸に刺激を与え、腸運動を促します。
これもプチ断食の後に行うと、かなりの確率で便秘が解消され、残っていた便も巻き込んで排出してくれます。
善玉菌を増やすことで便も残りなく排出され、つるんとした腸内になります。
食物繊維と乳製品(オリゴ糖入りヨーグルト)を多めに摂取しましょう。
プチ断食をした後、便秘を解消するお茶などを飲むと、溜まって残っていた便もスッキリ排出されます。
センナ茶など強力な下剤効果のあるお茶は常用せず、プーアール茶や黒豆茶、マテ茶、ゴボウ茶、杜仲茶などを温かくして飲みましょう。
グリーンスムージーなどでもOKです。
1日だけ、朝・夜をオールブラン生活にしてみましょう。
ほどよい食事量が消化される中、オールブランの食物繊維が老廃物等を巻き込んで便をどっさり排出してくれます。
同時に水分も多めに摂りましょう。
滞留便まですっきりお腹から出すことで、気持ちまで上向きになります。
幸せホルモン「セロトニン」の8割は腸から作り出されていることからも、腸内環境を整えることは、ダイエットのみならずメンタル安定にも繋がるのです。
便秘症の人や、スッキリお通じが出ない人は、1度消化器官をお休みさせてから、便秘解消を試してみては如何でしょうか?
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