トルコから学ぶあったかドリンク

少しずつ気温も下がり、冬に向かって暖かい飲み物が恋しい季節になってきます。

 

今回は、トルコから学ぶ、寒い時期におすすめのホットドリンクをご紹介します。

トルコといえば、チャイ

 

トルコの定番のあったかドリンクといえば、チャイ。

朝食時、お茶の時間、昼食後、休憩時、夕食後の語らい時、来客のとき、お呼ばれに行ったとき、とにかくチャイが登場します。

 

くびれのあるグラスで、1日に何杯も、人によっては何十杯も!

チャイなしの生活は想像できないぐらい、トルコではチャイは必須です。

 

ミルクは入れない!

チャイというとスパイス入りミルクティーを思い浮かべる方も多いと思いますが、トルコのチャイはストレートティー。

レモンも、ミルクも入れません。

 

トルコ人にとってチャイにミルクを入れるのは、煎茶にミルクやレモンを入れるぐらい「ありえない!」という感覚なのです。

 

 

冬は甘いターキッシュ・コーヒーを
一方、コーヒーはというと

トルコでは、コーヒーの粉とお砂糖と水を小鍋に入れて煮出して作る「ターキッシュ・コーヒー」が主流です。

昔は、表面に気泡の層がある美味しいコーヒーを入れることが、花嫁に求められるものの1つでした。

 

 

日本人にとって一般的なドリップ・コーヒーは、あまり人気がありません。

もちろん世界的なコーヒー・チェーン店は街中にありますが、コーヒーというと基本的にインスタント。

 

家庭ではもちろん、喫茶店でも、「ネスカフェ(商品名ではなくインスタントコーヒーの意味)」としてメニュに載っていることが多いのです。

 

とろりと甘い「サーレップ」を日本でも

 

寒い時期のいちばんのお勧めは、サーレップ。

 

甘くてとろりとしたミルキーな飲み物で、身体が温まります。

蘭科の植物サーレップの球根を潰した粉を、牛乳や砂糖と一緒に火にかけて作ります。

 

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