食物繊維(不溶性&水溶性)が多い食材・食べ物20選
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の含む食品をバランスよく食べることで、便秘解消や痩せやすい身体作り、デトックス効果が期待できます。
便秘を直す=食物繊維とすぐに出るほど、知名度の高い栄養素「食物繊維」。
食物繊維をやみくもに摂るより、さらに効能を高める摂り方があるのです。
今回は食物繊維が身体に及ぼす嬉しい働きと、食物繊維を多く含む食品、そして食べ方をご紹介します。
食物繊維は2つに分類されます。
名前の通り水に溶けにくく、水分を吸収するとかさを増して膨らみます。
そのため満腹効果もプラスされ、食事量の減少を図ることも。
また、腸を刺激し便通を促すほか、腸内に吸収された悪いものをまとめて便として排出してくれる効果があります。
セルロース、ペクチン、リグニン、キチン・キトサンという種類があります。
不溶性食物繊維を多く含む食品例
- 抹茶(粉) 約31.9g
- 切干大根 約17.1g
- きな粉 約15.5g
- ひよこ豆・おから 約11.1g
- ゆでた小豆 約11.0g
- しそ 約6.5g
- くり 約6.3g
- パセリ 約6.2g
- グリンピース 約5.3g
- 納豆 約4.4g
(注)すべて食品100g当たり
こちらは水に溶けやすく、粘性が高いのが特徴。
糖の吸収を緩やにし、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
またお腹を空きにくくしてくれる効果もあり、ダイエット中の間食防止にお勧めです。
グルコマンナン、ペクチン、アルギン酸、フコイダンという種類があります。
水溶性食物繊維を多く含む食品例
- かんぴょう 約6.8g
- 抹茶(粉) 約6.6g
- にんにく 約3.7g
- プルーン 約3.4g
- ごぼう 約2.7g
- 納豆 約2.7g
- レモン 約2.0g
- アボカド 約1.7g
- オクラ 約1.6g
- なめこ 約1.1g
(注)すべて食品100g当たり
日本人の食事摂取基準(2010年版)によると、1日の食物繊維の目標量は、1日あたり男性19g以上、女性17g以上です。
よく聞く栄養素の割には、食生活の偏りにより、理想量の摂取はなかなか難しいのが現状です。
不溶性食物繊維の場合、水分で膨らむ性質を持っているため、水分が足りないと逆に便がカチカチになってしまいます。
水分や水溶性食物繊維を一緒に摂らないと、便の量は増えたものの排出出来ないという便秘に陥ります。
上記の理由により、不溶性食物繊維を含む食材だけを食べていても、便秘は解消されません。
水溶性食物繊維を含む食材も食べましょう。
理想は「水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2」です。
ダイエットの敵と見なされやすい脂質ですが、脂質が足りないと便の滑りが悪くなり、これもまた排出されない原因となります。
オメガ3など良質な油の摂取も大切です。
下痢になるとミネラルが多く出て行ってしまうので、やはり理想の「水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2」を心がけましょう。
便秘には食物繊維!と思いこむより、様々な食品をバランスよく摂ることで、自然と便秘が解消されるのが人体の仕組みです。
極端な「〇〇食べ」で解決をしようとせず、基本に戻った食生活の改善を図りましょう。
|
|
|
|