「マイコプラズマ肺炎」の症状・予防方法!大人だけでなく子供の病気にも多いのです。
大人だけでなく子供にも多い病気「マイコプラズマ肺炎」は、風邪との見分け方が難しい上、感染するので出席停止になってしまいます。ここでは特徴的な症状や予防法を解説。
「マイコプラズマ肺炎」は、風邪を引いたかのような症状からスタートするため、初期段階で受診すると風邪と診断され、早期の発見に至らないことが多い病です。
医師の誤診と思ってしまう人もいるようですが、そうではありません。
初期段階では、咳の程度など分からない部分もあるのです。
そのため、最初の受診時に「咳がどのくらい続いているのか」という情報を医師に伝える必要があります。
主症状は、「咳」と「発熱」です。
ここだけ見ると、風邪の症状と同じですよね。
ですが、マイコプラズマ肺炎は、「長く続く咳(2週間以上)」と「夜中にひどく咳き込む」ことが特徴です。
子どもの場合は、早朝や起床時もひどい咳をします。
熱も39度以上の熱が出ます。
その他の症状としては、吐き気・嘔吐・下痢といった、お腹周りに関する異常が見られたり、耳を痛がったりするということもあるようです。
一般的に、これらの症状が見られたら、たいていの親は病院を受診しますよね。
この時に風邪と診断され、薬を飲んで、安静にすることで、咳以外の症状は改善されます。
体は元気になりますが、咳だけはしつこく続きます。
この病気は、「咳がどのくらい続いているか」がキーポイントとなりますので、いつから咳をしているかを、必ずチェックしておきましょう。
流行していると、学校などからお便りなどで知らされたり、朝のニュースなどでやっていたりするので、どこからか情報が入ってくると思います。
その際は、以下のことに気をつけてください。
- 人混みになるべく行かない
- 外出時のマスクの着用
- 手洗いとうがい
- 十分な睡眠と栄養補給
マイコプラズマ肺炎は、咳・くしゃみ・会話などによって空気中に飛び散った病原体を吸入することにより感染する「飛沫感染」で広がります。
最初は風邪と思って受診をしますので、咳以外の症状が治まればたいていは登校・登園をさせてしまうことがほとんどです。
咳がひどい場合は、熱やお腹の症状が良くなっても様子を見ましょう。
咳の状態がひどい場合は、再度受診し、検査を申し出てもいいと思います。
マイコプラズマ肺炎だと診断されれば、それに効く薬がありますので、早急に良くなります。
「マスクをして行けば大丈夫」という安易な自己判断は危険です。
菌を拡散させてしまうことがありますので、咳が長引くときは、すぐに受診をしましょう。
学校保健安全法でのマイコプラズマ肺炎の扱いは、第三種に該当します。
そのため、医師からマイコプラズマ肺炎と診断された場合は、出席停止の扱いになります。
この場合の出席停止期間は「症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」と定められています。
そのため、適切な治療を受けて感染力が低下し、医師が「登校可能」と判断するまでは、登校・登園はできません。
咳をすると体力を使いますし、喉を痛めてしまうことにもなります。
そうすると血痰が出たり、物を飲み込むのがつらく感じてしまうことにも繋がります。
咳を「ただの咳」と思わず、肺のからのメッセージを受け取って欲しいと思います。
長く続く咳がある場合は、安易な風邪と自己判断しないようにしましょう。
|
|
|
|