心理カウンセラーの種類と違いって?悩みに合わせたカウンセラーの選び方
こんにちは、心理カウンセラー藤田洋子です。
現在では、カウンセラーと名称のつく職業がいろいろとあります。
特に、心を扱うカウンセラーには、いろいろな名称があります。
ですので、いざ相談してみようと思ったとしても、どのようなカウンセラーを探せばいいのか、迷ってしまうのではないでしょうか?
それぞれの違いを知ることで、適切なカウンセラーを見つける指針にして頂けたらと思います。
カウンセラーの仕事は、クライエント(相談者)の悩みや、心理的問題や精神疾患などの相談に応じ、解決のための援助や助言をします。
話しや悩みを傾聴し、カウンセリングや心理療法、心理テストなどを行います。
病気の診断や治療、薬の投与はしません。
精神科医とは異なり、国家資格ではありません。
※精神保健福祉士を覗く
「臨床心理士」とは、資格の名称です。
相談者が抱える種々の精神疾患や心身症、心理的問題・不適応行動などの援助、改善、予防、研究、分析などに精通した、心理職の専門家です。
臨床心理士は、指定大学院を修了し、日本臨床心理士資格認定協会の試験に合格し、資格を得ます。
最短でも、資格を得るまでに8~9年かかります。
また、5年ごとに更新があり、資格再認定を受けることが義務付けられています。
精神疾患(障害)、基礎心理学、応用心理学などの心理学と、病気の症状などを幅広く学びます。
また、心理テストや精神分析、夢分析、遊戯療法、クライエント中心療法、集団心理療法、行動療法、箱庭療法、臨床動作法、家族療法、認知療法、ゲシュタルト療法などを学び、症状や悩みに対応していきます。
病院や医療関係、学校でのスクールカウンセラーとして就職することができます。
司法の場での、精神鑑定に携わることもあります。
セラピストとは、体の状態や不調を整えたり改善したりするために、アロマテラピーやリンパマッサージなど、能動的に施術を行う人達のことを言います。
癒しの要素が強いと言えます。
心理セラピストは、主に心理療法を用いて、相談者の悩みの改善を目的とします。
相談者に適した心理療法を中心に、癒しと解決に導きます。
「心理カウンセラー」は、職業の名称です。
カウンセリングを中心に、相談者が、自分自身で解決出来るように援助します。
心理カウンセラー養成学校や協会などで学び、各学校や協会での認定の資格を得ることができます。
短時間で習得出来るところもあり、基本的な心理学や心理療法を学びます。
養成学校や協会では、精神疾患についての概要だけを学ぶところもあれば、臨床心理士ほどではないにしても、詳しく学べるところもあります。
また、通信教育で、多くの心理系のカウンセラーを養成しています。
講演や起業、養成学校や協会などの講師を務めることもあります。
種々の相談内容や療法の違いによって名称も異なります。
- メンタルケア心理士
- チャイルドカウンセラー
- 夫婦カウンセラー
- 家族療法カウンセラー
- アドラーカウンセラー
- NLPプラクティショナー(米国実践心理学)
臨床心理士も心理セラピストも「心理カウンセラー」という職業です。
「心理カウンセラー」と名乗る場合は、職業を名乗っているわけです。
それぞれに得意な分野や専門的な知識を活かし、悩みや問題解決のためのスキルを持っています。
カウンセラーと一口に言っても、どのような悩みを扱っているか、専門分野にも違いがあります。
知識や資格だけでは測れないものであり、カウンセラーそれぞれの、レベルや経験も様々です。
違いを知り、悩みの種類に応じて、カウンセラーを正しく選ぶことが大切です。
|
|
|
|