会社の雰囲気が悪い!職場のなんかいや~な空気を変える5つのポイント

会社の雰囲気が暗い、殺伐としている、なんとなく居心地が悪い…。職場の空気を変える改善点を解説していきます。転職者や新人が馴染めない職場環境の対処法とは?

執筆者: 松幸恵 職業:コンサルタント
雰囲気のいい社内にするにはどうしたらいい?目指せホワイト企業!

コンサルタントをしていると、いろいろな企業にお邪魔をする機会が多くあります。

私自身、大手企業からベンチャー、社会貢献団体等にもいましたので、様々なタイプの職場・働き方を経験してきました。

 

いくつもの職場を見てきて感じたのは、雰囲気の良い社内というのには共通点があるということです。

会社の規模や形態、業務によっては必ずしも実現可能なことばかりではありませんが、その中でも取り入れやすいことをいくつかご紹介いたします。

 

 

オフィスは明るく開放感があることが多い

一番イメージしやすいでしょう。

大きな窓があったり、狭い室内でも広く見える工夫がされていたりすると、入った瞬間の第一印象はとても良いものです。

 

一人あたりの専有面積が狭く人口密度が高い空間は、見ている側も居心地が悪いですし、実際にそこにいる人も閉塞感を感じフラストレーションがたまってしまいます。

 

部屋の広さは簡単には変えられませんから、机の配置を工夫して空間を作ったり、仕切りを少なくして開放感を出す、背の高い棚を淡い色にしたりと、圧迫感が少なくなるようにしてみるといいでしょう。

 

植物を飾るのもお勧めです。

 

 

整理整頓できている

綺麗に整理整頓するだけで、ぐっと居心地のよい社内になります。

 

机の上を整頓して帰る、不要な書類はすぐに処分するなど、日々のルーチンに組み込めることから徹底して行っていきましょう。

ウェットティッシュ等を目の見えるところに置いておくと、何かのついでで軽く掃除も出来るので綺麗な状態を保ちやすくなります。

 

 

大切なのは清潔感

ピカピカに磨かれていなくても、すっきり片付いていて清潔感がある空間は社外の人から見て印象が良いだけでなく、 備品や資料の管理がしやすく、情報漏えい防止等のセキュリティ面強化にも繋がります。

 

業者が掃除してくれる会社もあると思いますが、執務室だけでなく給湯室やお手洗いも含めて自分たちでも出来る限り綺麗に使うように意識すると、外部(掃除業者含め)の人にも良い印象を与え、会社のイメージアップにもなります。

フレックス制を導入しているところも

マナーとして遅刻はNGですが、どんな理由であれ一律で遅刻はダメと決めつけてしまうのも窮屈に感じてしまうものです。

 

大人ですからある程度時間を社員に委ねてみてはどうでしょうか。

所謂フレックス制ですが、「何時~何時で働かされている」という意識を、「この仕事をする為に働いている」という意識に変えていくこともできますし、社員のスケジューリング能力も育ち、自分自身の仕事に責任を持つようになっていきます。

 

そうなると全体的に前向きな空気感が生まれ、活気ある社内になっていきます。

 

 

社員同士のコミュニケーションも増える

また社員同士がお互いを把握する必要が出てくるので、コミュニケーションも増えていきます。

業務形態や社員の性格によっては難しい場合もありますが、指示待ちではなく自分で考え行動出来る責任感ある社員を育てたいと思うのであれば、こういった方法も効果的です。

 

当然ですが会議やお客様対応等、相手がいる場合の時間は守りましょう。

適度な距離感で仲がいい社員たち

部署、課、チーム等多くの仕事は人と関わりながら進めていきます。

毎日顔を合わす人たちですから、仲良く出来た方が毎日楽しくなりますよね。

 

学生の仲良しグループではない

ですが、学生の仲良しグループではありませんから、ある程度の距離感を保つことが仕事仲間として良いお付き合いをするには必要となります。

頻繁に飲み会を行わなくても、日々の仕事の中で十分なコミュニケーションが取れていれば、仕事をする上での良い関係というのは築けます。

 

そのコミュニケーションも、ちょっとした雑談をするだけで大丈夫。

それを毎日続けることが大切です。

 

 

適度に会話のある職場を目指そう

ざわざわした職場では落ち着かないかもしれませんが、音を立てるのも憚られるような静かな職場も息苦しく感じてしまいますので、騒がしくならない程度の会話なら気軽にできるよう、周りの目を緩めることも大切です。

 

ちょっとした会話の中から会議では出てこないアイデアが生まれたりすることもありますし、職場内の緊張感を緩和する効果もありますので、コミュニケーションをたくさんとって、明るい社内にしていきましょう。

 

 

挨拶、会釈をする

最後に、基本中の基本ですが、挨拶をすることです。

 

おはようございます、お疲れ様ですの挨拶以外にも、ありがとうといったポジティブな言葉も積極的に使っていきましょう。

廊下ですれ違う時、エレベーターに乗り合わせた時、一声かけるだけで気まずい瞬間から気持ちのいい瞬間に変わります。

 

 

外部の人にも会釈を

挨拶をされて嫌な気持ちになる人はいません。

外部の人に対しても、いきなり声をかけるのは難しいかもしれませんが、会釈をするだけでも印象は全く違います。

 

苦手な上司でも気の合わない同僚でも、挨拶だけはしっかりとしていきましょう。もしかしたらそれがきっかけで苦手意識が薄れていくなんていう良い効果もあるかもしれません。

 

まとめ

以上のように、小さなことでも少しずつ変えていくことで、社内の雰囲気はとても良いものに変わっていきます。

 

雰囲気を作るのはその場にいる一人ひとりです。

それぞれの行動1つで良くも悪くも雰囲気は変わってしまいますので、常に自分本位にならず、周りにも意識を向け、気持ちのいい場作りをするように心がけていきましょう。

 
 コラムニスト情報
松幸恵
性別:女性  |   職業:コンサルタント

普段はコンサルタントの仕事をしておりますが、
幼児~大人まで幅広い教育に関心が強く、
教育関係の団体で活動もしております。

誰かの為に、
少しでも誰かの支えになれるようにと、
そんな気持ちを持って
主に教育、時々コンサル目線でのあれこれを
様々な観点から書いていきたいと考えております。


よろしくお願いいたします

 

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