プロが教える結婚指輪の選び方と、結婚後に得られるメリットを紹介。ブランドや値段、デザインにこだわり過ぎると、長い結婚生活の中で指輪をしなくなる危険性も…。

ずっと愛着が持てる結婚指輪の選び方

こんにちは。自由な発想で自分の想いを込める手作り指輪の専門家リングプランナーの飯田馨です。


結婚に向けて幸せなカップルが選んだ結婚の証である「結婚指輪」。
ですが、結婚後、誰でもふとしたきっかけで指輪を外す危機が訪れることをご存知でしょうか?


自分たちの好みで大切な指輪を選んだはずなのに、いつの間にか外したままでいたり、ある日、ふと相手がしないことに気づくこともあるそうです。


今回は、「ずっと身に付け続ける結婚指輪の選び方」と、それによるメリットをご紹介します。

 

 

選び方ポイント1 純粋な想いをシェアする

選ぶ前に、結婚指輪に対する純粋な想いをシェアすると、お店選びも、2人の会話も変わってきます。

一緒に考える時間も増えますし、お互いの価値観が再確認できますし、楽しい気分にもなりやすく、良い思い出として残ります。

 

結婚指輪をずっと身につけるためには、印象深い共通の思い出作りが大切なのです。

 

 

得られる効果「結婚後もコミュニケーションを円滑にする」

時間がなくても、会話の時間を意識して作ったり、毎日少しでもスキンシップをしたりすることは大事です。

結婚指輪を身につけることは、相手のことを思っている証です。

ポイント2 自分の理想ばかりを求めない
相手の話を聞くようにし、ときには受け入れることも大切

ふたりが納得して決めることが、本来正しいのですが、どうしても自分の理想を相手にも求める傾向があるようです。

ふたりの調和が取れない状態では、ケンカの引き金にもなりますし、「あなたの好きなものでいいよ」という言い方は、相手の意欲を奪いかねません。


これを予防する方法としては、できるだけ早い段階で結婚指輪について、ふたりで話し合うこと。

時間がない状況では、冷静に話し合うことや正しい判断ができなくなります。

 

ずっと身につけるものだからこそ、じっくりと時間を費やす事が大切です。

 

 

得られる効果1「結婚後もお互いを尊重できる」

それぞれが個人として尊重し合うだけではなく、夫婦という一つの単位で物事を考えることも、結婚生活が上手くいくための秘訣です。

自分と違う考えを受け入れる気持ちは、建設的な話し合いの場を作ることができます。

得られる効果2「思いやりと調和を忘れない」

長く一緒にいると相手を思いやる気持ちを忘れがちになります。

次のような調和を図ることは大切です。

 

  • 自分がされたら嫌なことはしない。
  • できないことを攻めない。
  • 嘘はつかないではなく、自分がされたら嬉しいことをする。
  • できないところは支え合う。
  • 自分の意見を伝える。


仲がいい夫婦でも、時にケンカはするもの。

ですが、いつまでもケンカを引きずることはなく、仲直りする度に絆が深まる夫婦であって欲しいです。


結婚指輪も少しずつキズが増えていきますが、そのキズもふたりの歴史を刻んだ証として、誇らしく感じるようになるはずです。

 

ポイント3 結婚指輪は「世界にひとつしかない」と言い切れるものを選ぶ

ブランド、デザイン、金額など、他の夫婦が身につけている結婚指輪はやはり気になるもの。

女性は、なんだかんだ言っても、自慢したい、褒められたい気持ちはあるようです。

 

そんな動機から選んだ結婚指輪は、常に比較することでしか満足を得られません。
例えば、相手の方が羨ましいと思えば、自分の結婚指輪を見る度に、その嫌な気持ちを思い出すかもしれません。


結婚指輪の価値を決めるのは、自分たち自身であることを忘れてはいけません。
次元を超えた世界にひとつしかない結婚指輪を選ぶことが大切です。

 

 

得られる効果「結婚記念日を忘れない」

結婚生活が長くなれば、良くも悪くも「なぁなぁの関係」になりやすく、相手への感謝の気持ちを言葉で伝える機会も少なくなる傾向にあります。

 

例えば、年に一度、必ず結婚記念日をふたりで祝う夫婦の共通点として、普段から結婚指輪を身につけているという意見も多いように、記念日を忘れないための予防になります。

結婚指輪選びは最初の共同作業です

初めてのことで分からない時は、ただ相談するのではなく、専門家や先輩の意見を求め、共感した部分だけを取り入れることをお勧めします。

 

間違っても安易に済ませようとは思ってはいけません。

最初の共同作業とも言える結婚指輪選びですから、ふたりが楽しいこと、面白いことを直感で考えて感性のままで行動すれば、理想の結婚指輪を手にすることができると思います。

この記事を書いたコラムニスト

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