【第43弾】「意味が分かると怖い話」ゾッとする話まとめました(解説付き)

最新版、意味がわかると怖い話まとめ(解説あり)第43弾です。解説を読んだらゾッとすること間違いなし。読むか読まないかはあなた次第です。

執筆者: MI 職業:ライター

 

最後まで読むかは、あなた次第…

話の本当の意味を知ったら、思わずゾッとしてしまう「怖い話」第43弾。
意味が分かると怖い話 第1弾~第42弾」よりも、更にレベルアップした”ゾッとする話”を届けます!
読むか読まないかはあなた次第です。

 

1.罠

 

俺は船で一人旅していたのだが、

有名な危険海域を船で通過中、強い波に襲われて船から放りだされたんだ。

 

なんとか、近くの島に辿り着いたけど、まるで無人島かのような寂しい島だった。

 

何か無いかと探しながら、しばらく歩くと看板があった。

「危険」「罠あり」

と書かれていてゾッとした矢先に、近くにトラバサミ(狩猟に使う危険な罠)を見つけ、

恐怖に足がすくんだが、同時に人間がいるのではないかという期待も膨らんだ。

 

その後も看板はいくつかあって、

看板通りに進めば、罠を避けて歩くことができた。

 

途中、降り積もった落ち葉の中にヘビを見つけて、怯えながらぐるっと大回りして通ったら、

通り過ぎたあとにヘビではなく風に吹かれたツタだと気づいた。

自分のビビり具合にふと笑った。

 

ヘビどころか、そこまで歩く間に1匹も動物に出会わなかった。

罠にかかりすぎて、動物なんていないのではないだろうか。と考えていた。

 

更に進んだところに、1つの小屋を発見した。

 

小屋の中には一人の瘦せこけた男がいて、

男は、驚いたような何とも言えぬ顔でこちらを見た。

だがその瞳は輝いていた。

 

私はついその男に話しかけた。

「あなたも、もしかして遭難者ですか?」

男はうなずく。

 

その後、男にいくつか質問をすると

この島には他に人間はおらず、動物や虫すらもいないと分かった。

この男以外に生息している生物はいないのだそうだ。

食料は底をつき、植物すらも食べつくしたと男は言った。

 

「ここに来るまでに何もなかったか?」と男。

「何もありませんでしたし、何も持っていません。」

「そうか…残念だな」

 

男の手には湿った泥がついていた。

この島の罠は、男が仕掛けたのであろう。

 

俺は気になってもう一つだけ質問をした。

「どれくらいこの島にいるのですか?」

 

男は、もう長すぎて忘れてしまったと言った。

 

解説

動物や虫のいない島になぜか罠を仕掛けている。

来る道で見た罠や看板は、本当の罠をごまかす為のもので

本当の罠は、落ち葉の下に隠してあった。

 

男は、遭難者を食べて生き延びている。

「俺」も危ない。

 

2.千羽鶴

 

ある日、母親から

隣の家のAが入院したからお見舞いに行って来いと言われた。

 

Aとは小中学校が一緒だったけど、高校はバラバラだし

あまり付き合いはなかった。

ましてや最近は顔も見かけていないくらいだった。

 

何で入院してるのかすらも知らないけど

とりあえず病院に見舞いにいくことになった。

 

寝ているAの枕元には、高校の同級生からと思われる千羽鶴が吊ってあって

(千羽鶴もらうくらいだから結構重い病気なのか…?)とか考えながら

俺はその千羽鶴になんとなく触れた。

 

すると軽く触れたはずだったのに鶴が2つ取れて落ちてしまった。

 

(わ、やばい…!縁起悪…)と焦って拾った瞬間、Aが目を覚まして、

俺は咄嗟に、鶴を自分のポケットにしまった。

 

Aは気づいていないようで、そのままたわいもない話をして終わった。

どんな病気なのかは聞かなかった。

 

家に帰って、ポケットに入れた折り鶴を思い出して、

もう返すこともできないし、なんとなく広げてみた。

 

折り紙の裏に、2つとも大きく「死ね」と書かれていた。

 

解説

Aはいじめにあっていた。

千羽鶴には、おそらく全てに「死ね」と書かれている。

入院した原因も、いじめによる精神の病だった。

 

3.麻酔

 

歯医者に行ったら、治療の為に麻酔を打つことになった。

 

「麻酔が切れるまでは、何も食べないでくださいね」と言われた。

 

そんな時に限って、友達から飲み会に誘われて、焼肉屋に行くことになった。

最初は食べずに我慢してたけど、やっぱり一人だけ食べないのもつらいから

1枚だけ食べてみた。

麻酔は切れてないから食べづらいけど、なんともなかった。

 

そのまま何枚か食べ続けた。

その中でどうしても噛み切れない肉があった。

 

5分後、口の中に激痛が走った。

 

解説

肉ではなく、自分の舌だった。 

 

4.黒い男

 

仕事が遅くなり、駅のホームにはほとんど人がいなかった。

 

ふと気づくと、目の前に黒いスーツの男が立っていた。

 

偶然目が合うと、男は驚いた表情で
「お前さん、この前の…」と言った。

 

全く見覚えがなかったので、

なんだか不気味に思って無視していたら

「お前さん、この前の…」と男はもう一度言ってゆっくり近づいて来た。

 

俺は、その言葉の意味に気付いて逃げようとしたが、遅かった。

 

俺はその男に殺された。

 

解説

「お前さん、この前の…」

五十音表で、

お 前 3 → 「い」

こ の前  → 「け」

 

「逝け」

 

5.ゴミ屋敷

 

俺はゴミ屋敷の住人だった。

 

俺がゴミ屋敷にしたきっかけは、ひとつの粗大ゴミから。

その上にどんどんどんどんゴミを積み上げていったら、ゴミ屋敷になった。

周囲の人は大騒ぎし出したころには、もう部屋はゴミで埋まってたし猛烈な悪臭を放っていた。

 

近所の人も避けて通るくらいで、時々注意を受けたりTVが来たこともあるけど、無視している。

メディアは本当に勝手なことばかり言いやがる。

「借金まみれで自暴自棄になっている」とか「奥さんや家族に逃げられた」とか「病気だ」とか。

どれも違うのに。

 

そんなある日、俺の家が火事で全焼した。跡形もなく。

きっと誰か放火したんだろう。

まぁ別に問題ない。俺は第2の人生をアパートで始めるだけだ。ちょうど良かった。

 

解説

ひとつの粗大ゴミは、人間の死体だった。

長い間放置をした末、火事になったので、そのまま誰も気づかず「俺」は別の場所で暮らしている。

 

6.カブトムシ

 

会社から帰宅してきてポストを開けると、紙切れが一枚入っていた。
そこには殴り書きの汚い字で何か書かれていた
文字はかすれていたが、何とか判読する事が出来た。

「カ ブ ト ム シ」
(いったいどういう意味だ…?)

きっと近所の子供のイタズラかなんかだろう。


風呂から上がり、缶ビールを開けて至福の一時…!
…のはずが、…ぬるい!
(ボロ冷蔵庫、ついに壊れやがったか…)

 

なんだかイライラしたけど、コンビニに買いにいくのも面倒だった。
時計を見ると午後10時。
妻は、残業で帰りが遅くなる旨のメールが先程あったばかりだが、
もしかするとそろそろ帰ってくるかもしれない。その帰りに頼もう!
そんな淡い期待を込めて、妻のケータイにかけてみた。

聞き慣れた着メロが、キッチンの方から聞こえた。

 

(あれ…?)

 

解説

何者かに妻が殺されている。

缶ビールがぬるいのは少し前まで缶ビールの代わりに、冷蔵庫に妻を入れていたから。

妻から来たメールは犯人が送ったものであり、着メロが聞こえたという事は犯人はキッチンにまだいる。
「カブトムシ」は裏から透かして読むと「ツマイレタ」と読める。(かすれていたのではなく裏から見ていた)

 

さいごに

意味が分かると怖い話」いかがでしたでしょうか?
これからも、どんどん紹介していくので、下の一覧ページをブックマークしてくださいね!

 

 

もっと読みたい方はこちら

 

 

 
 コラムニスト情報
MI
MI
性別:女性  |   職業:ライター

コラムなど、執筆活動をしています。

美味しいものや、楽しいこと、楽しい場所をみんなに紹介するのが大好き。
Siriや都市伝説についても、たくさん執筆しています☺

 

 趣味のコラム