ヨガやとピラティスはどう違うのでしょうか? 「リラックスしたい」「お腹を引き締めたい」といった目的別に、どちらがより向いているのか、特徴を踏まえて解説します。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
本当によく聞かれる質問です。
約100年前に開発されたピラティスは、紀元前に生まれたヨガの影響を受けて作られていることもあって、似た部分があるので、特にやったことのない方にとっては(やったことがあっても)両者の違いと使い分けが分からないと感じるかも知れません。
今回は、ヨガやピラティスはどんな人に向いているか、どんな時に選ぶのかについて、分かりやすく解説します。
ヨガやピラティスは、深い呼吸を繰り返しながら体を動かすので、落ち着いた心地よい集中をすることができます。
ヨガは、どちらかというと腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸ですので、ヨガの方がより副交感神経の働きを促してリラックスします。
また、ピラティスは動き続けることが多いですが、ヨガはポーズもキープするので、その間うとうとする方もいます。
ヨガやピラティスというと、「体が柔らかくないとできないのではないか」という誤解をされます。
ですが、ポーズやエクササイズは、その人の筋力や柔軟性に合わせて無理のない位置で行うので、できない人はいません。
ただ、ピラティスは体幹の筋力で操れる範囲内で体を動かすのに対して、ヨガはそれ以上に関節を動かして伸ばしていくポーズもあるので、体が硬い人はピラティスの方が入りやすいでしょう。
もっと体を柔らかくしたい方は、ヨガをお勧めします。
ピラティスは、お腹を引き締めたまま胸式呼吸を行い、お腹を引き締める力を使って手足や背骨を動かすなど、エクササイズの中心に常にお腹の引き締めがあります。
定期的に行えば、お腹が引き締まった状態をキープすることができます。
姿勢を良くするために必要な筋肉の細かい意識や使い方は、ピラティスで学び、身につけることができます。
ヨガは、一つ一つのポーズを丁寧に正確に行い、姿勢を整えます。
ピラティスは頭でも覚える割合が多めで、ヨガは体で感じ取って覚える割合が多めです。
ご自身の性格によって選べそうですね。
少しヨガとピラティスの違いや特徴が見えてきましたでしょうか。
目的や性格によって、また気分によって選び分けてみてくださいね。
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