【瞑想方法Q&A】瞑想で集中できない、あれこれ考えてしまう!ヨガインストラクター直伝「上手な瞑想」のコツ
ヨガインストラクターが教える、初心者向け瞑想の仕方!ゆる瞑想で癒し効果、ストレス解消、リラックス効能を得ましょう。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
情報社会で、変化のスピードが速い時代にあって、アナログな体はついていけず、ストレスを感じることが多くなっているのではないでしょうか。
科学の進歩はより私たちの生活を便利にしてくれましたし、医療の進歩も私たちを救う可能性を増やしてくれました。
けれども一方で、効率・スピード・科学がすべて万能ではないということにも、私たちは気づいています。
生活をするのも、何かを生み出すのも、私たちの生身の身体です。
体はマニュアルでは動きませんし、理論通りに働くとも限りません。
私たちは、自分の身体や心について、知っているようで意外と知らないことが多いのではないでしょうか。
心が健康であって初めて、体も健康に働くことができます。
その意味で、心や頭(精神)の健康へのアプローチ方法としての瞑想やヨガなどが、クローズアップされてきました。
今回は、瞑想についての疑問にお答えしたいと思います。
瞑想というと、無の境地であるとか、何も考えてはいけないとか、そういったルールを想像していませんか?
常に何か雑念が浮かんでくるからできないと、ハードルが高いと思われるかもしれません。
確かに瞑想時は、通常の脳の状態に比べてアルファ波が出ていて、リラックスした状態なので、あれこれと緊張して考えるよりかは無心に近い状態です。
しかし、眠っている時でも夢を見るように、私たちは自然と思いや感覚、考えなどが浮かんでくるものです。
瞑想では、その自然に浮かんでくる思いなどを否定せず、ぼんやりと流れる雲を眺めるような感覚で「あるなー」と認識しています。
考え事は、見ないようにしたり、否定したり『いい悪い』と判断し始めると執着になります。
執着をするから、様々なストレスが生まれます。
深く呼吸をしているとアルファ波が出るリラックス状態になり、脳のあれこれ考える緊張状態から解放されます。様々な考えが浮かんできた時も、過剰反応せずにぼんやりと認識することができます。
そうしているうちに、たいていの考え事は雲のように自然と消え去ります。
何度浮かんできても、消え去っていきます。
瞑想の方法のひとつに、何か一点を見て集中したり、ひとつのテーマについて意識を集中させるという方法は確かにあります。
スポーツ選手へのインタビューにも、「試合の前は(最中は)何を考えていましたか?」などと聞くことがありますが、鍛え抜かれた一流選手は、何かを考えよう、集中しようと意図するよりも、自然と体が動いていたとか、あまり周りの状況が目に入らなかった(集中していた)と言うことがあります。
ヨガは、ポーズを取りながら呼吸を深く整えることで、リラックスした集中状態とも言える「瞑想」ができます。
体を動かしたり、呼吸を意識したりすることは、瞑想をするのに役立ちます。
その際、マイペースでできるリズム運動がいいと言われています。
歩くこと、泳ぐこと、特に何も考えずにできるリズムのある運動です。
ガムを噛むことで集中できるというのもそれが理由です。
瞑想をすることで、普段は忙しく働いていた脳がリラックスします。
眠る時のように、頭の中が整理されてすっきりしてきます。
ひたすら体を動かしている時も、音楽に身を委ねている時も、もしかすると瞑想状態なのかもしれませんね。
スッキリした脳は、またリフレッシュして効率の良い働きをしてくれます。
ストレスが溜まって疲れた時は、瞑想がおすすめです。
呼吸法、ヨガ、リズム運動…自分なりの気軽な方法で、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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