鼻毛の役割と正しい処理方法を紹介。鼻毛のお手入れは面倒なので、生えてこなければいいのにと思いがちですが、鼻毛はとても重要。切り過ぎに注意しましょう。
「鼻毛が出ているよ」と指摘されて、気恥ずかしい思いをしたことのある人もいるのではないでしょうか。
今回は、鼻毛の持つ役割と、その正しい処理方法について見ていきましょう。
鼻毛は、人の体を守るために発達した毛です。
「鼻毛が出ると恥ずかしい」「何のために鼻毛があるの?邪魔なんだけど」と思ったことのある人もいるのではないでしょうか。
ですが、実はこの「鼻毛」というのは、とても重要なものなのです。
もともと、人間の体に生えている「毛」というのは、その部分を守るためのものとして発達してきました。
そのため、頭部や生殖器周辺などには、濃い毛が密集してたくさん生えているわけです。
鼻毛もまた、人間の体を守るために生えているのです。
鼻毛には、吸い込む空気を綺麗にするフィルターの役割がある
私たちは、鼻や口で呼吸します。
しかし、「空気」というのは、私たちが考えている以上に、実は汚いものなのです。
そのため、それらをそのまま肺に入れてしまうと、さまざまな害が起こる可能性があります。
鼻毛は、そのような汚い空気をフィルタリングして、できるだけきれいな空気を肺のなかに入れようとしているのです。
鼻毛を切りすぎてしまったり抜きすぎてしまったりすると、この「フィルタリングシステム」が機能しなくなります。
そのため、風邪などをひいているわけでもないのに、クシャミがとまらなくなってしまうことがあるのです。
このような理論を知っていれば、「鼻毛は処理しすぎてはいけない」ということがわかるのではないでしょうか。
鼻毛は、「鼻の奥まで脱毛する」というやり方で処理をしてしまってはいけません。
特に医療脱毛などの場合は、「永遠に毛が生えてこないこと」を目標とするため、一度やってしまうと、取り返しがつかなくなってしまうことすらあります。
鼻毛の処理として望ましいのは、ハサミでのカッティングでしょう。
それも、「鼻の奥まで切る」というやり方ではなく、「横顔や正面から見たとき、鼻の穴から覗いている毛を切る」というやり方がよいでしょう。
くれぐれも「切りすぎ」には注意をしたいものです。
鼻毛は、「見た目が悪いから」とすべてを処理したくなるものです。
ただ、鼻毛はきちんとした役割があるからこそ、そこに生えているものだということを忘れてはいけません。
「処理のしすぎ」に注意して、正しいお手入れを実践していきましょう。
|
|
関連コラム
-
-
-
-
-
スキンケアカウンセラー 松原 好克
|
|