爪で体調セルフチェック!疲労やストレス、栄養不足で健康を損ねてない?
爪を見て体調をチェックしてみませんか?東洋医学では、「肝」の状態が爪に表れると考えられています。色・艶やくぼみで、食事の栄養が偏っていないか、疲労やストレスをためていないかが分かります。
こんにちは、薬剤師の田伏将樹です。
東洋医学では、爪は体の健康状態(主に血液)を反映していると考えられています。
今回は、爪を見て体調をチェックする方法をご紹介します。
「肝」のはたらき
体の各部位に必要な栄養というのは、血管を流れる血液によって運ばれています。
つまり、たくさん栄養を使う場所は、たくさんの血液が必要です。
眠っているときと、活動しているとき、またはその活動の内容によって、体の各部位に運ばれる血液の量は異なります。
血液は巡っているものばかりではなくて、肝臓に一定量、貯蔵されています。
その肝臓の血液を、体の各部位で必要な量に応じて配分する、各場所へ巡らせる血液量を調節するというのは、東洋医学的な考え方では「肝」のはたらきと考えています。
「肝」のはたらきが悪くて、必要な場所に必要な栄養が届けられなければ、例えば、皮膚や髪が乾燥しやすい、目がかすむ、月経が遅れるなどの症状が起こってきます。
さらにひどくなれば、手足のしびれ、頭痛、不眠、めまいなどの原因になることもあります。
血や栄養が不足していると、爪に出る
「肝」は、その華は「爪」にあると言います。
「肝」の状態、つまり血が充分にあるか、血の巡り、栄養状態などを推測するには、爪をみれば分かりやすいということです。
爪の主な成分は「ケラチン」というタンパク質で、骨の一部だと考えられがちですが、カルシウムはほとんど含まれていません。
毛髪などと同じように、どちらかというと皮膚の一部です。
爪は、爪の根元の白いところ「爪母」という部分で作られます。
爪母の一部分だけが半月状に見えていることが多く、爪半月といいます。
爪半月が白いのは、その部分に水分が多いためです。
逆に爪の先端の方は、指との接触がないために乾燥しますので、水分が少なくて白くなります。
爪の中央の大部分は透明で、下の指が透けて見えている状態です。
指先の毛細血管にキレイな血が流れていれば、その血の色を反映して、爪がピンク色をしているように見えます。
爪を別の指で上から押さえると、毛細血管の血流が止まるので白くなりますが、正常に血液が流れていれば、指を離すと速やかにピンク色にもどります。
指先にある爪母にきちんと血液が流れ、栄養が豊富であれば、爪は丈夫で表面には艶があります。
爪への栄養が不十分であれば、爪が薄くて割れやすかったり、くすんだ色になったりします。
爪の縦ジワの原因は、主に「乾燥」と「老化」だと言われています。
皮膚のシワと同じようなもので仕方がありません。
気にした方がいいのは、爪に横向きのくぼみができるときです。
一時的に大きなストレス、体調不良、無理なダイエットをした、などが爪を作る際に影響を受けた可能性があります。
年齢や季節、指によって差はありますが、爪は1日に約0.1mmの速度で伸びると言われています。
1カ月で約3mmです。
爪の長さが15mmくらいだとすると、爪は約5カ月で新しく入れ替わることになります。
つまり、「今ある爪には、過去約5カ月分の健康状態が記録されている」と考えることができます。
爪を無意識で見る機会があると思います。
爪を何気なく眺めてみたときには、食事の栄養が偏っていないか、疲労やストレスをためていないか、運動不足ではないか、最近の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。
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