初夏が旬「明日葉」の栄養がすごい!ぽっこりお腹・内臓脂肪の解消効果あり
初夏が旬の野菜「明日葉(あしたば)」は、栄養成分が豊富でダイエットや美容の強い味方。明日葉に含まれるポリフェノール「カルコン」によって、ぽっこりお腹や内臓脂肪の解消が期待できます。明日葉の効果・効能をご紹介。
春から夏にかけて薄着の季節がやってくると、ぽっこりお腹が気になりますよね?
ぽっこりお腹の原因の1つである内臓脂肪を減らす食材として、明日葉が効果的だという研究が進められています。
そんな明日葉の効果や効能について、前田クリニック院長の前田和久医師、野菜園芸学専門の藤田智先生に伺いました。
明日葉(あしたば)とは、“今日摘んでも明日また伸びてくる”という意味から名前が付けられるほど、生命力の強い植物のこと。
温暖な沿岸地に自生する日本原産のセリ科の植物で、関東地方から紀伊半島あたりまでの太平洋沿岸に自生しています。
主に八丈島や大島で栽培されていて、収穫のピークは4~5月。8月頃まで市場に出回る初夏が旬の食材です。
明日葉を店頭で購入する際は、しなっていないもの、葉先が枯れていない状態のものを選ぶことをお勧めします。
(野菜園芸学専門:藤田 智先生より)
明日葉に含まれる主な成分は、
・食物繊維
・βカロテン
・ビタミンB2
・カリウム
・ビタミンK など
同じセリ科として近年ブームの食材パクチーや、青汁の原料として有名なケールよりも栄養価が高いのが特徴。
また、明日葉には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているほか、野菜には珍しく代謝を助けるビタミンB12も含んでいます。
野菜園芸学専門の藤田智先生によると、明日葉を切ったときにでてくる黄色い汁は、明日葉にしか含まれないポリフェノール「カルコン」とのこと。
カルコンは、化膿止めの働きがあることから、昔から薬草として利用されてきました。
近年では、カルコンが内臓脂肪の減少につながるという研究結果がでており、ダイエット食材として期待されています。
内臓脂肪を含む脂肪細胞は、抗メタボリックシンドロームホルモンといわれる善玉ホルモン「アディポネクチン」を作る機能を併せ持っています。
しかし、不規則な食生活や運動不足が続くことで、善玉ホルモンを作り出す量が減ってしまい、さらなる内臓脂肪となって蓄積してしまうのです。
前田クリニック院長の前田和久先生によると、明日葉のポリフェノール「カルコン」が、善玉ホルモン「アディポネクチン」の分泌を促すことで、結果的に悪循環を断ち切り、内臓脂肪を減らす効果が期待できるとのこと。
実験
メタボリックシンドロームの該当者及び予備軍の9人に、8週間の間明日葉粉末(カルコン12.3mg/日)を摂取してもらう実験が行われました。
結果
⇒明日葉粉末摂取前と比べて、内蔵脂肪が約20%減少していることが判明しました。
前田先生によると、質の良い食事や適度な運動はもちろん、善玉ホルモンである血中「アディポネクチン」を増やすことが大切とのこと。
適正な体重をコントロールすることで、生活習慣病や関連の合併症を予防することができるそうです。
明日葉は、野菜としてモリモリ食べるよりも、お茶や青汁のような健康食品としての使用が多い食材です。
毎日の食事に混ぜるのはもちろん、ドリンクにして美味しくいただくのもおすすめです。
▼簡単「明日葉レシピ」をご紹介!
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