話の本当の意味を知ったら、思わずゾッとしてしまう「怖い話」第69弾。
「意味が分かると怖い話 第１弾～第68弾」よりも、更にレベルアップした”ゾッとする話”を届けます！
読むか読まないかはあなた次第です。

 

 

俺は今、謎の女にストーカーされている。

ストーカーって言っても、後をつけられるとかじゃなくて、メールと電話でのストーカーだ。

 

非通知で電話かけてきて、なんも喋らないのが不気味すぎる。

もちろん俺もすぐに切るんだけど、

そうすると見知らぬアドレスからメールが来て「なんで切るの？」と。

「いや、何も喋らんやん。」と返すと、また非通知で電話。

電話に出ると、やっぱり相手は無言だった。

俺もさすがにイライラして「なんなんだよ！？言いたいことあんなら言えよ！」と怒鳴りつけると

電話をあっちから切られて、メールが来た。

「恥ずかしくて。」

 

そしてまた電話が鳴る。

「チッ、まじでうるせえ。」そう独り言を言ってから、電話に出るとすぐ切られた。

そしてすぐにメールが来る。

「チッマジデウルセエ」 とメールに書かれている。

俺の真似か？こいつなめてやがるな…。

さすがにイライラしてきて、全てを無視した。

 

「チッ、まじでうるせえ。」は、電話に出る前に言ったのに

なぜ聞こえていた？

 

 

お風呂に入っていると、電話がなった。 

あーーもう！シャンプーしてるから出れないよぉ。

 

仕方なく急いで泡を流して、洗面所にある携帯の通話ボタンを押した。

会社の部長からだった。

裸のままタオルを巻いてウロウロしながら電話をする。

 

「もしもし、部長どうしました？」

「遅くにすまんね。業務外に申し訳ないんだが、今日の書類今日中にまとめてほしくてな。」

「あ、わかりました。」

「申し訳ないね。よろしくお願いね。」

「はい。」

 「風邪ひくなよ？」

 「ああ笑　ありがとうございます。」

 

「風邪ひくなよ？」

お風呂の途中で出てきて、裸で電話をしていることを知っている？

部長はどこかから見ているのかも…。

 

 

おばけが出るのが怖くて眠れないときは、いつもママが来て

「おばけなんか飛んで行け―」っておまじないをかけてくれるんだ。

 

今日もぼくはおばけがこわくてねむれない。

ママはやくきてよぉ。ぼく一人でおまじないすれば大丈夫かな？

 

「おばけなんかとんでいけぇ―」

 

何度言ってもママは来ない。ずっとまっくらだ。

おまじないだって全然きかないや。

 

ドアの隙間から真っ赤で大きなおばけがこっちを見てニヤニヤしてる。こわいよ

 

真っ赤で大きなおばけは、血だらけのおばけ。

ママは殺されていて、その返り血で真っ赤になっている。

次は「ぼく」が狙われている。

 

 

文化祭の出し物で、お化け屋敷をやることになった。

私は、実行委員だったので色々と企画から何からやっていた。

お化けの配置も、お化けの人数も把握している。

 

やっと前日になり、リハーサルをすることになった。

みんなで順番にお客さん役になってお化け屋敷を一通りめぐる。もちろん私も。

 

お化け役はみんな張り切って脅かしてくれて、いい感じ。

明日は絶対大成功間違いなし！

 

次の日の早朝、私はお化け屋敷の教室に一番最初について、鍵を開け準備を始めた。

 

お化け屋敷内からガサガサ音が聞こえる。

（あれ？もう来て練習してんだ？えらいえらい！）

お化け役の人が自主的に練習してたっぽい。誰か見えなかったけど、頑張ってくれてなんだかうれしいなあ。

 

一番最初に来て鍵を空けたのに、誰かいるはずがない。

本物の幽霊かもしれない。

 

 

最近なぜか職場で無視されているんだ。

 

原因はわかってる。

俺は先日同じ職場の彼女とドライブデートをしていて

その時に、大きな交通事故に巻き込まれ車は大破。

彼女が事故で死んだんだ。不幸中の幸いなのか俺は助かった。

 

職場に復帰した今も、みんな俺になんて声かければいいのか

わかんないんだろうな。

だからって、俺が話しかけた時まで無視したりしなくてもいいのに。

 

実際は「俺」も事故で死んでいる。

生前の記憶のまま彷徨っているのだろう。

 

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