巣鴨と聞くと「おばあちゃんの原宿」と呼ばれているのを真っ先に思い浮かべますよね。
駅の北側にはとげぬき地蔵で有名な高岩寺があり、巣鴨地蔵通り商店街は高齢者でとても賑わっています。

実はこの通りは旧中仙道。
中山道の出発地・日本橋から最初の休憩所として江戸時代から賑わっていた場所でもあるのです。
周辺にはソメイヨシノ発祥と言われている染井霊園を初め、六義園や飛鳥山公園などは桜の名所として知られています。

そんな巣鴨駅周辺にも当然ながら美味しいラーメン店があります。
大好評の山手線沿線シリーズ第３弾、今回は巣鴨駅のオススメラーメン店をご紹介いたします。

オープン2年目にして業界最高権威・東京ラーメン大賞の各部門を総ナメにする実力店。
化学調味料を使用せず天然素材にこだわったラーメンを提供しています。
ラーメンは醤油・塩・味噌・煮干の4種類。
どれがオススメか、と聞かれたら「全て」が答えになるでしょう。
麺は全粒粉入りの自家製麺、啜る度に美味しくてため息が出てしまうかもしれません。
見た目も味も美しいラーメン、是非一度ご賞味ください。

背脂タップリの豚骨醤油ラーメン。
スープはあっさりクリーミーなので、背脂が多くてもスルッと食べられてしまいます。
（背脂の量は食券を渡すときに言えば調整してくれます）
卓上のニンニクを入れてガッツリと食べるのもアリです。
ホロホロの柔らかいチャーシューは絶品ですよ。
平日は夜2時まで営業しているので、夜中に突然ラーメンが食べたくなっても大丈夫です。

「東京とんこつ」を看板に掲げる店。
豚骨スープは都内ではなかなか見られないくらいドロドロ。
しかし醤油がキリッと下支えしていて、このあたりが東京とんこつを掲げる所以なのかもしれない。
博多ラーメンのような細いストレート麺はスープが良く絡みます。
豚骨好きならたまらないでしょう。
もちろん替玉がありますので迷わず追加注文しましょう。

沼津にある麺屋 鶏頂天の東京の店舗。
なんと軍鶏（シャモ）を使ったラーメンを出すお店。
軍鶏をしっかりと感じるためにも最初は塩を食べていただきたい。
透き通っているにもかかわらず出汁と旨味を感じるスープは軍鶏ならでは。
表面に浮いた油も軍鶏から、油の甘味が味蕾を程よく刺激します。
チャーシューは鶏と豚が1枚ずつ、丁寧に作られたチャーシューはスープとの相性も良く食べ応えがあります。

元々はバーだったのですが、店を引き継いだ現店主が「やきそばー」と名付けたとのこと。
でも店の入口の暖簾には「ラーメン」と書いてあり、数種類のラーメンと焼きそばを用意している。
店主は麺作りに相当こだわっていて、何度も何度も改良を重ねている様子。
その自家製の麺はモッチリとしていて抜群に美味しい。
もちろんお酒やツマミなども揃っているので、飲んだ後に〆でラーメン、というのも良いかもしれない。

 
次回は駒込駅周辺のお店をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに！