部活動と受験勉強 両立すべき3つのメリット【大学受験/高校受験を控えた皆様のために】

執筆者: Finswimmer Koba
はじめに

 

全国の部活動をしている中学3年生・高校3年生は、この時期からある不安が生まれると思います。
それは、部活動と受験勉強の両立

 

部活動の引退時期は、競技や実績によります。春先に引退する部活もあれば、遅ければ秋から冬まで伸びるものもあります。

そこで、比較的引退の時期が遅い受験生の皆さんは、『周りには、既に引退し、受験勉強に専念し始めている。その中で、自分はまだ部活動を続けていいのであろうか。』『自分だけ引退時期を早めて、受験勉強をするべきなのか。』そう思っている方が多いのではないでしょうか。

 

今回は、そんな全国の中学生に向けて、部活動と受験勉強を両立すべきメリットを3つ紹介します。
ただし、これはあくまでも部活動を続けようか、辞めようか迷っている方に対して、続ける(受験勉強と両立する)メリットを紹介するものです。
『受験のために、部活は2年生までで辞める』と決めている方、またはその経験がある方を否定するものではありません。

 

メリット① 時間を有効活用できる人間になれる

 

部活動と受験勉強の両立し、競技成績も受験も成功している人の共通点として、時間の使い方がとても上手です。

『この時間からこの時間までは練習で勉強できない。でも、この時間は30分だけ空いているから、英単語を覚えよう。』
『今日は部活動の時間が30分長いから、朝30分だけ早く学校に行って勉強しよう。』

 

このように、スケジュール管理がしっかりされており、それに合わせ計画を立て、部活動と勉強を実行しています。
これは、受験を通り越して社会人としても大変重要なスキルとなります。
部活動と受験の両立により、そんな重要なスキルを身に付けることができます。

逆に、部活動を今までやっていた人が、いざ辞めて受験勉強に専念しようとすると、最初のうちは中々うまくできません。

ダラダラする時間が増えてしまい、トータル勉強時間が部活動を行っていた時とさほど変わらないというケースは、多々あることです。

 

メリット② 未練残さず、達成感を持って受験へ取り組める

 

学生の皆さんは部活動のために、体力・気力・時間をたくさん費やしていると思います。

そんな部活動を、自分が思っていた引退時期よりも早く辞めてしまったら、未練が残ってしまう可能性があります。部活動に費やしていた体力・気力・時間が大きければ大きいほど、その未練も大きくなると思います。

受験勉強もまた、大きな体力・気力・時間を費やします。部活動への未練が、受験勉強をする上の精神面に悪影響を与える可能性があります。

 

もし今、あなたが部活動を続けるべきか、受験勉強に専念すべきか迷っているのであれば、少しでも『続けたい』という思いがあるのであれば続けるべきです。
これまで精力的に取り組んできた部活動を最後までやり切った上で、受験勉強をまた精力的に取り組みましょう。

 

冒頭にも述べましたが、もし部活動を通常の引退時期よりも早く辞める場合は、『私はこの試合を最後に、部活動を辞め、受験勉強に専念する。』と早い時期から決意をしましょう。

 

 

メリット③ 受験に必要な精神力を部活動で身に付けられる


先ほども述べましたが、受験は精神的にも体力的にも大変なものです。


(おそらく)人生で最も長い時間の勉強を、毎日休まずに続けなければならない体力。
一つの試験の成績・周りの様子などのプレッシャーに打ち勝つ精神力。
そして一発勝負の試験に絶対に勝つこと。

 

これら、受験に大切な能力は部活動でも身に付けることができます。

運動部・文化部問わず、毎日のようにある部活動に取り組むことによって、体力は身に付きます。
日々の練習に耐えること・チームメイトとのレギュラー争いなどで精神力も身に付けられます。
一発勝負の大会や講演などを経験することにより、プレッシャーに打ち勝つ力も身に付けられます。

その他にも、部活動を通して、受験勉強にも対応できる人間力はたくさんあります。
部活動を続けることに不安を覚えながら続けている方は、『今自分が部活動を頑張っていることは、受験にもつながるんだ!』というモチベーションを持ってみてはどうでしょう。
不安が少しでも取り除ければ幸いです。

 

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。
筆者としては、『もし迷っているなら続けて欲しい』というスタンスで、部活動を続けるメリットと不安を取り除く方法を紹介しました。

紹介した理由は、『心の迷い』が部活動にとっても受験勉強にとってもマイナス要素となると考えたからです。
紹介したことも参考にし、『絶対に自分は両立を成功させるんだ。』という強い意志を持ってください。
また、受験のために部活動を辞めた方にも同じことが言えます。
『受験のために部活動を辞めたけど、みんなは最後まで楽しそうだな』という思いを持つと、受験勉強のモチベーション低下になってしまいます。
それだけでなく、辞めたことの後悔も残ってしまいます。

受験のために部活動を辞める方も、『早く辞めることに後悔はない。これから受験勉強に専念するんだ。』という強い意志を持って下さい。

受験生の皆さんにとって、この1年は本当に大きく、濃い1年となるでしょう。
皆さんがどのような選択をするかは、最終的には皆さん次第です。
ぜひ、自分の力で素敵な1年にしてください。

 

 
 コラムニスト情報
Finswimmer Koba
性別:男性  |   現在地:埼玉県  |  

3歳で水泳を始め

高校時代までのほほんと泳いでいました。
大学進学とともに、名門水泳部に入り、オリンピックメダリストと
一緒に練習をしていました。
競泳を引退後、スポーツマネジメントを学びに大学院に通いながら
ジュニア選手のコーチをし、趣味でフィンスイミングを始めました。

現在は仕事でスポーツ系ウェブサイトを担当しております。

まさに、スポーツ漬けの人生です。
国語の評価は万年『2』でしたので、
文章が下手であったらスミマセン