一人暮らしでペット(犬・猫など)を飼うために必要な準備・費用・注意点まとめ

執筆者: 大西 紘平 職業:アパレル接客・暮らしガイド
はじめに

一人暮らしでも、犬や猫を飼いたい方は結構いらっしゃると思います。

 

しかしニオイや泣き声など、解決すべき問題点が色々とありますよね。

ペットが原因で住民とのトラブルになることもあります。

ただし条件を満たし、しっかり世話が出来れば、一人暮らしでも犬や猫を飼うことは可能です。

今回は一人暮らしでペットを飼う方法をご紹介したいと思います。

 

 

一生の費用面は?

 

犬の場合、約140万程度、猫の場合は約80万程度が必要となります。
ただし購入代金や各種手術代、お洋服などの趣味雑貨、お葬式代などは含まれていません。

 

予期せぬ病気などをフォローする金銭は貯蓄しておく必要があります。

 

必ずペット可の物件で飼う

まず最初にペット可の物件を選ぶことが絶対条件です。

ペット不可の物件で犬や猫を飼い始めると、強制退去させられることがあります。

犬の場合、吠える時のことを考え、物件は防音性の高いマンションやアパートを選びましょう。

ペット可の物件の場合は、防音性が高い物件が多いです。

しかし、まれに隣の声が聴こえるほど壁が薄い物件もあります。

下見の際にチェックを怠らないようにしておきましょう。

 

また、ペット可物件をエサとして客を呼び寄せようとする不動産も少なくありませんので、インターネットのページで「ペット可」と書かれていても、実際は空きのない物件だったり、もしくは普通のアパートなどを大家側が「ペット可」として住居者を募ることもあります。

この場合は当然、ペットが過ごしやすい工夫もされていなければ壁も薄いので、入居してから騒音に悩まされる可能性が高いです。

 

必ず「ペットを飼うための住居として建てられたものか」ということと、夜の下見を欠かさないようにしましょう。

飼う前に必要な物を揃える

犬や猫を飼う上で欠かせないものは、前もって揃えておきましょう。

後から買いに走るより楽になりますので、ペットショップやホームセンターで購入しておきましょう。

  • 餌(キャットフードなど)
  • おやつ
  • 首輪
  • トイレと砂
  • おもちゃ
  • 爪切り
  • 消臭グッズ
  • 散歩用の紐(犬の場合)
  • 移動用キャリー(猫の場合)
  • しつけに関する本(必要な場合)


首輪はもし何処かへ行ってしまった際に探す時や、犬の場合散歩用の紐を付けるために必要です。

トイレもしっかり用意しておきましょう。

おもちゃはペットのストレス発散用です。

爪切りや消臭グッズは、部屋を傷めたり、ニオイがつかないようにするために必要です。

紐やキャリーも病院・散歩に連れて行く際には必要となります。

 

病院を探しておく

ペットも人間と同じで、怪我をしたり病気になることが多々あります。

病気になった時の事を考え、物件周辺の動物病院を探しておきましょう

最初に病院を下調べしてから、物件を探す方法もあります。

ペット保険も考慮する

ペットを病院へ連れて行くと、少々まとまった出費になります。

もしもの時のためにペット保険に加入しておけば、費用負担を抑えることができます。

 

保険料は保障内容により変わりますので、医療保険と同じ感覚で、一度比較検討してみるのもおすすめです。

 

飼い始めた日からしつけを始める

生後間もない犬や猫を飼い始めると、最初のうちは可愛さからしつけを怠りがちです。

 

しかし小さいうちにしつけておくと、ペットが成長してから楽になります。

特にトイレと爪とぎ(猫の場合)は、最低限しつけておくことが重要です。

ストレスが溜まると爪で壁クロスを傷つけたり、無駄吠えしたりなど住宅問題へ繋がることも多いので、しつけは必須です。

可愛くても時には叱ることが大切なので、悪さをしたらしっかり怒りましょう。

怒ってばかりでは、ペットのストレスを貯める一方になってしまいます。

怒った後はちゃんと褒め、ご褒美のおやつも忘れずに用意しておけば、ペットとのコミュニケーションもより深まります。

危険物は置かない

生活していると気付きにくいですが、家の中はペットにとって思わぬ危険が潜んでいます。

特に火気ガスを含むもの、電源コードは危険です。

ライターマッチは使う時だけ取り出し、普段は引き出しの中にしっかり閉まっておきましょう。

殺虫剤など刺激成分を含むスプレー類も、ペットがいたずらをすることがあるので、隠しておきましょう。

電源コードは自宅に居ない時に、噛んで遊んでしまう危険があります。

最悪の場合、ショートしてしまい、電化製品の故障に繋がる恐れも潜んでいます。

隠すことが難しいですが、普段はコンセントから抜いておくようにしましょう。

出かける際はペットをゲージの中に入れておき、電源コードから離しておくのも有効です。

 

ストレスを発散させる

狭い部屋の中では、ペットもストレスが溜まりがちになります。

ストレスを発散させるために、毎日遊んであげましょう。

 

犬の場合は散歩へ連れて行くことも大切です。

出来れば毎日連れて行くことが理想ですが、時間の都合上難しい場合は、遊び道具を用意して一緒に遊ぶようにして下さい。


 

さいごに

犬や猫を飼うこと自体は難しくありませんが、世話は毎日続けていく必要があります。

 

近年野良犬や野良猫が社会問題となっています。

増えている原因は飼い主が世話を放棄したり、何らかの事情で飼えなくなったためです。
しかし捨てられたペットの気持ちはどうでしょうか。

きっと飼い主が迎えに来るのを待っていると思います。

犬や猫、また社会や自分のためにも、余裕を持って飼えないのであれば最初から飼わない勇気も大切です。

一人暮らしで少し寂しくても、隣にペットが居れば仕事や学校のストレスも和らぎます。

最後まで責任を持ち、可愛がるようにしましょう。

 

 
 コラムニスト情報
大西 紘平
性別:男性  |   現在地:香川県  |   職業:アパレル接客・暮らしガイド

コラムをご覧いただきありがとうございます。

服飾専門学校を卒業後はアパレル業界へ数年間身を置いていました。
Latteではファッション(業界ネタ中心)や生活の知恵など、様々なコラムを執筆しています。

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