パッチワークキルトを使用した可愛いお部屋作り -サシェ・カバー・コースターなどのインテリア活用法-
パッチワークとはどのようなものかご存知でしょうか。
布と布を縫い合わせ、大きな布を作り、それにキルト綿と裏布を3層に重ねたものにキルティングしたものがパッチワークキルトです。
手作りなので、大きさも形も自由自在、布も自分の「好き」にこだわって選べるので、完成するのが毎回楽しみです。
ただ、キルティングなどに手間も時間もかかるので「使うのがもったいない」という言葉も耳にします。
せっかく完成した作品だからこそ、しまい込まずに思い切って使い、暮らしを楽しんでみませんか?
展示会などに行くと、ベッドカバーサイズの大きなキルトをよく目にしますが、今回は普段の暮らしの中で使える、小さなキルト達をご紹介します。
大きさは10cm位の物です。
お部屋の片隅にそっと置いておきたくなるように、リボン・ボタン・ビーズなどを使ってエレガントに仕上げました。
今はラベンダーを入れています。
中身のポプリは、取り出せるように裏側には取り出し口があります。
防虫効果の高いポプリを入れて、引き出しの中に入れておいても良いですね。
「パッチワーク教室特別号 今日から始めるパッチワークのある暮らし」(パッチワーク通信社)P102作り方掲載されています。平成22年12月4日発行
キルトの作業台で使う小さなほうきです。
本来はキーボードブラシですが、大きさもコンパクトで、作業台の上で邪魔にならないサイズなので、木の部分にカバーをして、他の道具とも違和感のないように好きな花柄をワンポイントに仕上げました。
布の切れ端・糸くずなどをささっと片づけられそうで、使うのが楽しみです。
下駄箱の上に鍵などを入れておく小物入れを置いています。
中身が見えないように、パッチワークで蓋を作りました。
かごは100円ショップの物ですが、少し手間を掛け、蓋を付けたことで、オリジナルの小物入れになりました。
玄関なので雑然としないように。
何より出かける際の慌ただしい時に、鍵を探さずに済みます。
玄関のドアに明かり取りの窓があるので、そこに合わせてガーランドを作りました。
光を遮らないよう透け感のあるレースに、クレージーキルトのハートとレース編みをした、小花の組み合わせです。
お客様や家族を迎えたり見送ったりする玄関に、優しい雰囲気がプラスされました。
13cm位の小さな花瓶敷きです。
テーブルの上に花瓶を直接置くよりも、一枚布を敷くだけで柔らかい感じになるのではないでしょうか。
1枚目の写真のものは、1辺1.5cmの六角形を19枚縫い合わせています。
2枚目の写真のものは、同じ大きさの六角形を9枚縫い合わせています。
こちらは、トイレのコーナーです。
毎日使うトイレなので、心地良い空間にしたいため、グリーンやキャンドルと一緒に、キルトを組み合わせてみました。
ミニバスケットは、上部約9cm正方、高さは5cm位の大きさです。
ミニバスケットは布違いで作って、キャンディやコーヒーミルク入れとしても使っています。
お店に行けば沢山のフォトフレームが売られていますが、我が家のネコの写真はパッチワークしたフォトフレームに入れて飾っています。
一息つきたい時に目を移すと、気も顔も緩みます。
作業部屋のお気に入りのコーナーです。
パッチワークは作っている時も楽しいです。
そして、作品を暮らしの中に取り入れると、より自分らしく、そしてほっこりとした居心地の良い空間が増えます。
普段の生活も楽しくなりますね。
今回紹介したキルトは、どれも主役ではないですが、暮らしのアクセントとして活躍してくれています。
部屋全体をコーディネートするのは難しいけれど、ちょっとしたコーナーだけなら自分らしく飾ることが出来るのではないでしょうか。
「パッチワークでこんなものが作れるのか」
「パッチワークをこんな風に使えば良いのか」
このように、何か1つでも参考にして頂けたら幸いです。
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パッチワークに魅了され続けて20年以上になりました。好きな布にこだわりつつ、インテリアキルト雑貨を中心に作品づくりをしています。何気ない暮らしの中で、キルトの楽しみ方をご紹介できればと思っています。
パッチワーク教室retour(ルトゥール)主催 http://retour.boy.jp
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