麻ひも(細編み)で作る簡単かごの編み方 -無料編み図とナチュラルカントリー風アレンジ例-

執筆者: *mati

前回は「初心者でも簡単!かぎ針編みのスクエアモチーフ -無料編み図とアレンジ小物の作り方-」をご紹介しました。

 

今回ご紹介する「麻ひもで編むかご」は、ほぼ細編みだけで編めるのでとても簡単です。

サイズも底の直径約15㎝とそんなに大きくはないので、すぐに完成します。

 

 

上のかご3つ、どれもほとんど編み方は同じです。

違うのは、側面を編む段数と縁編みの仕方だけ。

 

実用的で、置いているだけでお部屋がナチュラルな雰囲気になる麻かご作り、ぜひ一度編んでみてくださいね。

 

基本のかご 編み図
基本のかご編み図
 
編み方解説
  1. わの作り目をし、細編み6目編みいれます。
  2. 編み図を参考に、底を合計10段編みます。
  3. 続けて増減なしで、側面を編みます。

 

側面は、用途やお部屋の雰囲気に合わせてお好きな高さまで編んでくださいね。

それでは、さっそく高さを変えたアレンジ例をご紹介します。

 

アレンジ例① 鉢植えカバー

 

鉢を植え替えるのは大変で、植物にも負担がかかります。

しかしカバーでしたら、とても簡単に雰囲気を変えることが出来ます。

色違いの麻ひもで何色か編んでおけば、その日の気分で模様替えも可能です。

 

重さのある鉢植えを入れるので、両手でしっかり持てる持ち手にしてみました。

 

鉢植えカバーの編み図

 

編み方解説
  1. 基本のかご編み図を参照し、底を編みます。
  2. 側面は13段まで増減なしで編みます。
  3. 14段目は、鎖編み1目で立ち上がり、細編み10目編みます。
  4. 鎖編み12目編み、前段細編み10目とばして、細編み20目編みます。
  5. さらに前段細編み10目とばして、細編み10目編んで、最初の細編みに引き抜きます。
  6. 15段目は、増減なしに細編みを編みますが、鎖編みのところだけ束にひろって細編み12目編みいれます。
  7. 糸を切り、糸始末をして、完成です。

 

今回、リネンの布テープにアルファベットではんこを押し、お花モチーフのレースをつけたものを中央上部につけてみました。

 

アレンジ例② 小物入れの編み図

 

革持ち手付きのかごは、いろんな用途で使えてとても実用的。

小物が多い玄関などにぴったりで、ハンカチやティッシュなどを入れておくと、忙しい朝でも忘れることがありません。

定期や鍵、ライターなど毎日持ち歩く小物を入れておくかごとして、大変便利です。

キッチンやリビングでも、こまごましたものをしまっておくのに重宝します。

 

小物入れの編み図

 

編み方解説
  1. 基本のかごの編み図を参照して、底を編みます。
  2. 側面は9段目まで増減なしで編みます。
  3. 10段目は、鎖編み1目で立ち上がり、「細編み3目を同じ場所に編みいれ→2目とばす」を繰り返します。
  4. 最初の細編みに引き抜き編みをしたら、糸始末をして完成です。

 

革持ち手は、幅8ミリ長さ約35㎝のものをカシメで留めました。

前面下の方につけた飾りの革タグには、アルファベットのはんこを押してあります。

 

アレンジ例③ トレイの編み図

 

浅く編んだトレイは、玄関に置いて携帯や車のキーを置いてます。

編む分量が一番少ないので、たくさん編んで家族それぞれの小物入れにしたり、用途別に使ったりと様々な使い方が楽しめます。

 

トレイの編み図

 

編み方解説
  1. 基本のかごの編み図を参照して、底を編みます。
  2. 側面は3段目までは増減なしで編み、4段目はバック細編みで編みます。
  3. 糸始末をして、完成です。

 

こちらのトレイは、シンプルに革をタグのようにつけてみました。

 

さいごに

今回、側面の高さと縁編みを変えたアレンジ例をご紹介しました。

 

そのほかにも、例えば縁編みの色を変えたり、縁編みだけ裂き編みで編んでみたり、かご入口に幅広レースを縫い付けてみたりと、慣れてきたらもっとたくさんのデザインが広がります。

ボタンや手編みのコサージュなどで飾っても可愛いと思います。

 

アレンジは無限大ですので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 

 
 コラムニスト情報
*mati
性別:女性  |  

かぎ針編みが大好きです!
日々の暮らしの中に、手作りのかぎ針編み雑貨を取り入れて、ハンドメイドライフを楽しんでます^^