初めてのエレキギターの選び方!ギターやピックの種類、初心者が陥りやすい注意点まとめ
こんにちは。
ギター教室フレーヴォミュージックの日高康二郎です。
今回は「エレキギターを買う際、気を付けること」を説明していきたいと思います。
まずはエレキギターの代表的な種類から説明します。
フェンダー社のストラトキャスターというギターが、お手本になっている形で一番オーソドックスな形です。
弾きやすく、バランスの良いものが多いです。
ピックアップ(後述)が3つ付いていて、それらを5段階のスイッチで切り替えられるものが多く、多彩な音が出せます。
ジャンルを問わず使用されるギターです。
ギブソン社のレスポールというギターがお手本になっている形で、上記ストラトタイプと双璧をなす代表的なエレキギターの形です。
音色はパワフルで、太い音を狙って作られているものが多く、ロック~ハードロックなサウンドに向いています。
ピックアップはハムバッカー(後述)で、3段階のスイッチが付くものが一般的です。
本家レスポールはボディがかなり重いのが特徴ですが、軽いボディのレスポールタイプもあります。
ギブソン社ES335やグレッチ6120などが代表的な、ボディの一部ないしは全部が空洞になっているタイプです。
一部空洞のものをセミアコースティックギター(セミアコ)、全部が空洞のものをフルアコースティックギター(フルアコ)と言います。
用途は楽器によって様々ですが、セミアコはロック~フュージョン、フルアコはジャズ~カントリー系に多く使われています。
では、次にエレキギターの要、ピックアップの説明です。
主にストラト系に付いているピックアップで、綺麗な高音を出すクリアなサウンドが特徴です。
反面、ハムバッカーより音が細めです。また、ノイズを拾いやすいです。
音がクリアであるため、クリーントーンでのアルペジオも綺麗ですし、歪ませてもバンドの中で音が埋もれず抜けて来ます。
しかし、セッティングが悪いとキンキンと高い音が耳障りになりやすいです。
主にレスポール系に付いているピックアップで、シングルタイプが拾ってしまいやすいノイズ(ハムノイズ)を、打ち消す構造を持ったピックアップです。
ノイズを消し、また出力も高いので、アンプをパワフルに歪ませることに向いています。
その反面、高音がシングルほどは出ないので、セッティングが悪いとくぐもった感じになりやすいです。
ストラト系はシングル、レスポール系はハムバッカーが主ですが、最近のストラト系は、3つのピックアップのうち1つをハムバッカーにしているものが多いです。
また、ピックアップは各制作メーカーが様々な工夫をしており、実際はモデルによりかなり音色が違います。
また、ハムバッカーとシングルを切り替えられるものや、電池を使って音色を補正する「アクティブピックアップ」も増えてきています。
楽器屋さんで、座って弾いてみても分からないことが多いのが、この「ヘッド落ち」という現象です。
ギターの「ヘッド」と「ボディ」の重さのバランスが悪く、立って弾くと、ギターが安定せずヘッドが下がってしまうものがあります。
悪い癖が付く原因にもなりますので、初心者の方は特に、ストラップを付けて立ってみて「ヘッド落ち」しないものを選びましょう。
エレキギター特有の、ギュワーンという音程の変化を可能にするのがトレモロアームです。
これはトレモロユニットという装備が付いているギターしか使えません。
ストラトタイプのほとんどに付いていて、レスポールタイプには付いていないことが多いので、確認しておきましょう。
また、トレモロユニットにも様々な種類があり、チューニングの安定性や弦の張り替えやすさなどが違います。
気になる方は、楽器屋の店員さんに聞いてみるのが良いでしょう。
以上、エレキの種類とチェックポイントでした。
迷ったら自分のやりたい曲、好きなアーティストなどを積極的に説明して、楽器屋さんにどんどん質問しましょう。
また、弾いてみて自分が気に入ることも大事です。
恥ずかしがらず試奏してみましょう。
大丈夫です。初心者さんが試奏してるのを笑ったりする人はいません(もしいたら、その人が変わり者というだけです)。
ギターを習い始める人は、先生について来てもらったり、アドバイスを貰うと良いでしょう。
エレキギターを買う時の注意点は以上です。
この他、アンプやエフェクターなどもエレキギターの音色に影響しますが、それは長くなるのでまたの機会にしたいと思います。
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はじめまして。福岡にてフレーヴォミュージックというギター教室をやっています。
こちらのコラムで、特に初心者の方の疑問を解決できるようなコラムを書いていきたいと思っています。
ギター教室の詳細、お問い合わせはこちらから。http://www.frevo-music.com/
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