ギター超初心者のための挫折をしない練習法!最短で上達へと導くHow to講座
こんにちは。ギター教室フレーヴォミュージックの日高です。
前回までのコラムでは、ギターを始めようと思い立った人が、実際にギターを手にするまでのアドバイスを書きました。
楽器の種類や購入時の注意点などをチェックし、ついに念願のギターライフのスタートです。
ということで、今回からは「超初心者のギター上達法」を書いていきたいと思います。
初めてギターを買って、そのままの勢いで教則本と好きなアーティストのスコア(楽譜)を買って「さあ今日から憧れのあの人の曲を完コピ(完全コピーの略)…」と思っているあなた。
一度スコアを閉じて、冷静になりましょう。
音楽のジャンルにもよりますが、スコアが出ているほどのアーティストは、基本的に上手です。
また、歌手の場合、バックの演奏はスタジオミュージシャンということもあります。
どうしてもあの曲がやりたいという、はやる気持ちは良く分かりますが、完コピをしようとすると、どうしても難し過ぎるので、それが原因で挫折をしてしまいます。
「こんなフレーズ絶対弾けない!」と思うようなところは、アーティスト本人も、元々は弾けなかったはずです。
最初は指の練習や基礎的なバッキング、簡単なメロディを弾く練習から始めましょう。
近くに教室や詳しい人がいれば、やりたい曲を簡単な形にアレンジしてもらうと良いですよ。
それでは落ち着いて、基礎的なことから始めましょう。
手元に初心者用の教本があるなら開いてみて下さい。
初心者用の教本なら、ほとんどがギターの構え方、ピックの持ち方から解説してあると思います。
ここを疎かにすると、いずれ後悔することになります。
いつもここに立ち返って、自分のフォームを確認しましょう。
また、チューニングはとても大事です。
上手くなりたかったら、必ずギターを練習する前にチューニングを合わせて下さい。
ギターのチューニングはすぐに狂うので、必ず毎回行って下さい。
チューニングを済ませたら、練習に入りましょう。
教本の最初には、恐らく「開放弦辺りのドレミ」もしくは「基本のローコード」、エレキなら「パワーコード」や「ペンタトニックスケール」辺りが、説明されているのではないでしょうか。
もしいきなり「ホールトーンスケールを使ったドミナントリック」や「6弦スィープアルペジオ」などが書いてあったら、いつかやろうという決意だけをして、本棚にしまって下さい。
そして、改めて初心者用の教本を買いにいきましょう。
もしこれらが出来るようになっても、基本的な弾き方をマスターしていないと、そのフレーズを演奏で使う場面までは辿り着けません。
「派手なフレーズが出来れば簡単なことも出来る」というのは間違いです。
まずは、簡単で使用頻度の高いものから練習していきましょう。
メトロノームを使うことも、意外に大事です。
今は、無料のアプリなどもありますので、必ず使いましょう。
特に、初心者の方は「リズムの大切さ」に意識が向いていない人が多いです。
基礎的なことが良いリズムで弾ければ、それで演奏の大部分は完成です。
それほどリズムは大事です。
ギターは何も意識しないで弾くと、関係ない弦まで鳴ってしまう楽器です。
特に、エレキギターは注意が必要です。
小さい音では気にならなくても、大きな音にすると訳が分からない演奏になってしまうので、ノイズ対策の「ミュート」には十分に気を付けて練習しましょう。
ピックが当たらなくても共振などで鳴りだすので、この技術は必須です。
最初は弾くことに一生懸命になり過ぎて、自分の出している音をなかなか聴けません。
ここは、最初から意識して、自分の音をしっかり聴くようにしましょう。
リズムが走っていないか、音が短く途切れていないか、ピッチ(音程)が高くなっていないか、この辺りに注意が払えると上達も早いです。
今は、自分の練習を録音することも簡単に出来るので、可能であれば練習を録音して、冷静に聴いてみる時間を持ちましょう。
以上、初心者の練習の際に、意識をしておくことを上げてみました。
とにかく、挫折する人のほとんどが、いきなり難しいことに挑戦し過ぎなので、簡単な事をしっかり練習するのが大事です。
では次回から、実際に練習していく際のコツなどに、話を進めて行きたいと思います。
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はじめまして。福岡にてフレーヴォミュージックというギター教室をやっています。
こちらのコラムで、特に初心者の方の疑問を解決できるようなコラムを書いていきたいと思っています。
ギター教室の詳細、お問い合わせはこちらから。http://www.frevo-music.com/
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