ギター初心者が最初に行うべき練習方法とは?弾き方講座Q&A

執筆者: 日高 康二郎 職業:ギター講師 ギター教室代表
はじめに

こんにちは。

ギター教室フレーヴォミュージックの日高です。

前回のコラムでは、練習を始める際の注意点を書きました。
今回のコラムでは、初心者の方が実際にどういう練習をしていったら良いのかを中心に、話を進めたいと思います。

 

 

譜面を読めなくても練習することは出来る

皆さん、学校の音楽の時間に、簡単な譜面の読み方を教わったと思います。

その内容は覚えていますか?


恐らく忘れているでしょう。

音楽を専攻されていた方以外で、音楽の時間に習ったことをしっかり覚えている人は、私の経験では滅多にいません。

 

しっかり覚えてたら、役には立つのですが…。

 

ギターとベースに特化したTAB譜

でも大丈夫です。

現在、アマチュアの方がギターを練習する場合「TAB譜」という、ギターとベースに特化した(本来はリュートの譜面だったそうです)譜面が市販されています。

 

これは、各弦のどこを押さえれば良いのかが書いてある譜面で、初心者の強い味方です。

これを読むことは、さほど時間がかかりません。

 

譜面に強くない人は、まずはTAB譜で練習しましょう。

もちろん、五線譜での練習も、出来る人は同時にやっていくと良いですよ。

 

 

ドレミの位置を覚えるべきか

通常、どのような楽器でも、その楽器の「ドレミ~」を覚えるところから始まると思います。

 

これは、ギターでも間違いなく行った方が良いです。

その方が良いのですが、実は簡単な弾き語りなどでは、あまりドレミが分からなくても弾けてしまいます。

 

ここは恐らく、教える人の意見が分かれるところなのですが「趣味で楽しく、時間もかけず」というスタンスの人は、ドレミを覚えるより「コード」を先に覚えていった方が良いかもしれません。


しかし、やはり重要なことではあるので、コードを覚えて曲を弾くことを楽しみながら、少しずつでもドレミを理解していくことをお勧めします。

押さえてみたけど音出ない場合や指が痛い時

ギター最大の難関は、実は初歩の初歩、音を綺麗に鳴らすことだと思います。

まずは焦らず、人差し指から小指まで、4本の指を使う押弦の練習をしていきましょう。

 

教本などに指の練習が書いてあれば、それをしてみて下さい。

色々なパターンの練習があります(いずれコラムで幾つか紹介出来ればと思います)。


コツとしては、指先を少し立てて、フレットの側を軽く押さえることです。

指自体は力を入れ過ぎず、ギターを強く握らないようにします。

 

 

指が痛い人の対処法

指が痛い人は、無駄な力を抜いて下さい。

慣れてくると、指の皮が厚くなって平気になるので、それまでは長時間弾き過ぎないようにしましょう。

「痛い」という理由で心が折れてしまったら、勿体無いですからね。

指が開かず、届かない場合

早速コードなりメロディなりを弾いてみたのですが、

「あれ?これって指が届かないんですけど?」

「私の手が小さいの?指が固い?」
という質問も良く受けます。

 

こういう場合、極稀に、本当に手が小さい、硬いことが原因の場合もあります。

しかし大部分は、押さえるコツが分かっていない場合が多いです。

 

しっかりしたフォームを身に着けるように練習しましょう。

後は、少しずつ柔軟性を付けた方が良いですが、無理やり指を開くようなことはしないで下さい。

まずは手首を回したり、指をグーパーグーパーと閉じたり開いたりするくらいにしておきましょう。

 

 

おわりに

大体最初に受ける質問としては、このような感じのものが多いです。

とにかく最初は無理し過ぎず、少しずつ練習そのものに慣れていくようにしましょう。


次回は、ギターを弾く上での基本的なフォームなどに触れていきたいと思います。

 
 コラムニスト情報
日高 康二郎
性別:男性  |   現在地:福岡県福岡市中央区  |   職業:ギター講師 ギター教室代表

はじめまして。福岡にてフレーヴォミュージックというギター教室をやっています。

こちらのコラムで、特に初心者の方の疑問を解決できるようなコラムを書いていきたいと思っています。

ギター教室の詳細、お問い合わせはこちらから。http://www.frevo-music.com/