タイマッサージが自宅でも!「ハーバルボール(ハーブボール)」の効果・効能・使い方
タイマッサージと良く併用される「ハーバルボール(ハーブボール)」というものをご存知でしょうか。
布に、乾燥ハーブや生ハーブをぎゅっと詰め込んで結わいたものを、蒸して使います。
ハーバルボールの他に「ハーバルコンプレス」「ハーバルマッサージ」などとも呼ばれます。
タイ語では「プラコップ(パコップと聞こえます)」と呼ばれます。
タイマッサージと併用で行うと、より効果が上がるのです。
ハーブの香りで、癒し度もアップします。
今回は、ハーバルボールが効く理由と、自宅でも出来る使い方について紹介します。
画像提供 cannaceae spa phuket
タイハーバルボールは、約1000年前から万病に効くとされ、一般に広く使われていました。
ハーブはタイ語で「サムンプライ」と呼ばれますが、数種類のサムンプライを布で包み、ボール状にしたものです。
乾燥ハーブを使うこともありますし、生ハーブを臼のようなものでトントン叩いて包むこともあります。
ハーブボールを蒸し器で蒸した後、身体に押し当てます。
熱によって、ハーブの爽やかな香りが楽しめ、肌に良い成分が浸透しやすくなります。
タイハーバルボールでは、タイ料理などでも良く使われる、一般的なハーブがたくさん使われています。
ハーブのラインナップを見て「え?トムヤムクンでも作るの?」とつい思ってしまいますよ。
それほど、生活に密着したハーブが使われているのですね。
- タクライ(レモングラス) 疲労とストレスの緩和・リンパの流れを良くする
- キン(しょうが) 殺菌・発汗・肩こりと腰痛の緩和
- プライ(ぽんつくしょうが) 筋肉痛・緊張の緩和
- マックルー(こぶみかんの葉) 頭痛・ストレスの緩和・殺菌
- カミン(ウコン) 肩こり・冷え症・酸化防止
- バイマカム(タマリンドの葉) 筋肉の炎症・腫れを鎮静
ハーバルボールの具体的な体と心への効き目は、以下の通りです。
ハーブの良い香りで、イライラや心の緊張感をほぐします。
ホルモンや自律神経のバランスを整えます。
温めることにより、体の凝りがほぐされます。
筋肉の凝り、産後の方や、冷え性などにもとても効果的です。
ハーブには、肌に良い成分が含まれています。
ハーバルボールを押し当てた部分は、施術後、肌がツルツルになります。
肌の若返りの効果も期待が出来ます。
画像提供 cannaceae spa phuket
ハーバルボールは、体の痛いところにポンポン当てるものです。
しかし、これをマッサージのお店でやってもらうと、色々なテクニックがあることが分かります。
お店では、蒸し器に入れて温めて置く用と、使う用の2個のハーバルボールが用意されています。
軽くポンポンとリズミカルに当てて、ボールが冷えてきたら、温めたものと交換してポンポン。
その他、肩や肩甲骨のくぼみの部分に沿って、ボールの側面を使って滑らせていきます。
腰の部分などは、押し当てながら円を描くようにして、少しずつずらしていきます。
確かに押し付けたほうが、揉みの効果も加わって、大変気持ちが良いです。
ハーバルボールは、インターネットなどでも手軽に購入が出来るようになりました。
取り扱いは難しくないので、自宅でも是非やってみて下さい。
タイ旅行に行ったら、お土産で買ってくると、とても安く手に入ります。
ハーバルボールは、使う前に少しほぐします。
蒸し器で蒸したり、電子レンジでも温めることが出来ます。
もちろん、蒸し器を使った方が、ハーブがほど良く柔らかくなります。
いずれの場合も、ボールを先に濡らしてから、蒸し器や電子レンジで温めましょう。
多少冷ましてから、ガーゼなどを巻いて使用します。
ハーブの色が衣服や皮膚に付くことがありますので、汚れても良い服で行って下さい。
使った後は、冷蔵庫で保存をすれば、2~3回使用可能です。
一週間経ったら破棄して下さい。
見た目が「テルテル坊主」みたいで、何だか可愛らしいハーバルボール。
その中には、ぎっしりと歴史や効能が詰まっているのですね。
凝りの治療だけでなく、肌にも良いということで、お風呂に入りながら使っても効果的です。
ミニサイズもありますので、湯船に浸かりながら、顔や腕をポンポンしてみて下さい。
浴槽にハーブの色がつく場合がありますので、色が沢山出るものは注意してくださいね。
|
|
こんにちは。タイ・プーケット島に20年住んでいます。夫婦で旅行会社を経営する傍ら、趣味でやっていたテコンドーに没頭しすぎて、現在はインストラクターもしています。タイ旅行(特にリゾート地)のノウハウや、そこでの生活などを綴っています。
2005年から続いている、ブログも見てやってください。
http://phuketwebm.exblog.jp/
|
|