可愛いiphoneアプリでフォニックス英語を学ぶ!「Jolly Phonics Letter Sounds」の使い方
こんにちは、英語講師の植田朋子です。
今回はiphoneアプリを使って、自分でフォニックスを学習する方法を紹介したいと思います。
さて、フォニックスとは何でしたでしょうか。
日本ではフォニックスを「発音の練習」と思っている方が多いです。
けれども、フォニックスは本来、読み書きの力を付けるために、文字と音の関係を学ぶものです。
そして、私達日本人にとっては「文字も音も学べる」学習になります。
私達日本人は、読み書きをする際、最初に五十音表を学びました。
五十音表を学ぶことで、日本語にはどのような音があり、それをどのように文字にするのか学ぶことが出来ました。
フォニックス。
特に現在、イギリスの公教育で採用されているシステマティック・シンセティック・フォニックスでは、あいうえおを一つ一つ学ぶように、レターサウンズという「音を表す文字」を学んでいます。
Jolly Phonics Program(ジョリーフォニックスプログラム)の教材を出版しているJolly Learning社から、フォニックスを学習出来るiphoneアプリが発売されました(2014年7月)。
今回は、このiphoneアプリを使って、大人がフォニックスを学習していく方法とそのコツを紹介したいと思います。
iPhoneやiPadをお使いの方は、次のページにてJolly Phonics Letter Soundsのアプリをダウンロードして下さい。
https://itunes.apple.com/jp/app/jolly-phonics-letter-sounds/id897894552?mt=8
最初に、画面左上のiマークをタッチし、イギリス英語かアメリカ英語かを選択して下さい。
また、文字体もブロック体と半筆記体を選べるようになっていますので、選択をして下さい。
Jolly Phonicsでは、最初に42のレターサウンズ(音を表す文字。後で詳しく説明します)を7つのグループに分けて、順番に学んでいきます。
このiphoneアプリでは、アプリのユーザーがポットに7つの花を咲かせていく設定になっています。
7つの花には6つの花びらが付いていて、花びら一つ一つにレターサウンドが書かれています。
最初はこのアプリの進行通り、一つ一つのレターサウンドを順番に学び、花を咲かすようにして下さい。
iphoneアプリでは、最初に文字とその文字が表わす音を学ぶようになっています。
例えば最初の文字はs。
けれども、エスとは学びません。
Ssss(スー)と学びます。
エスは、レターネームといい、Ssssという音を表す文字のことをレターサウンドと呼びます。
アプリでは文字が現れ、その文字が表わす音の音声が流れますので、何回も練習して下さい。
s,a,tの文字と、その文字の音を学び終わると、次にブレンディングの練習に入ります。
次の画面をご覧ください。
この画面をみて、真ん中に書いてある文字を、まずはレターサウンド毎に読んでみましょう。
sss...aaa...tttt...
そのあと、ブレンディング(音くっつけ)をしましょう。
satですね。
レターサウンドの音が合っているが、くっつけの発音が正しいかは、文字の下の貝の絵をタッチすると教えてくれます。
ブレンディングは「本を読む力」に直結する技術です。
私達日本人にとっては「本を音読する力」になります。
次にセグメンティングの練習です。
これは、単語の音を聴いて、その単語がどのような音から成り立っているか、どのようなレターサウンズから成り立っているかを分解することです。
次の画面をご覧下さい。
ポットの真ん中に単語の絵があります。
この絵をタッチすると、単語の発音が出てきますので、下にあるレターサウンズを並び替えて(順番にタッチして)、どのような音から成り立っているか当ててみましょう。
このブレンディングは「音から文章を書く力」に直結する技術です。
私達日本人にとっては、リスニングの学習になります。
Jolly Phonics Letter Soundsのiphoneアプリを使って、主に次の3つが学習出来ます。
- 英語の音と音の種類を学ぶ
- ブレンディングを学ぶ-本を音読するために
- セグメンティングを学ぶ-リスニング力を鍛えるために
ぜひ、英語の学習に取り入れて下さい。
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