デコーダブルブックスを利用した「読む力」の育て方と、英語文法の勉強方法
こんにちは、英語講師の植田朋子です。
デコーダブルブックスとは、フォニックスの知識で読みやすい単語を使っている本です。
フォニックスの知識を、本を読む力に結びつけるのにとても良い練習になる本なのですが、その後に続く以下の学習にも使うことが出来ます。
- さらなるコードの学習
- 文法の学習
Jolly Phonicsでは、42のレターサウンズというのがあり、日本のあいうえお表のように文字の種類と音の種類が学べるようになっています。
けれども、ご存じのように英語は、文字と音の関係が複雑です。
42の基本の文字と音との関係の他にも、ルールがあります。
例えば、ee。
日本語のイーに似た音として42の基本のレターサウンズに含まれていますが、このeeというつづりの他にも、readのeaもイーと読みます。
このように、同じ音だけれども違うつづりのものを、オルタナティブスペリングと呼んでいます。
金太郎の話の中ではdayという単語が出てきました。
このayは、aiのオルタナティブスペリングになります。
また、rodeという単語。
この単語のうちo_e(o+子音+マジックe)は、oaという基本のレターサウンズのオルタナティブスペリングになります。
次に、金太郎のデコーダブルブックスを利用して、入門の文法事項を紹介したいと思います。
さて「文-sentence-」とは何でしょうか。
日本で文法を学んだ方なら、まずは5文型を思い浮かべるのではないでしょうか。
文とは何か、とても難しいのですが、私が利用しているジョリーグラマーでは、「文は大文字で始まり、フルストップ(ピリオド)で終わる」という説明から始めます。
少し正確ではありませんが、ここでは簡略化して紹介させていただいています。
「文は大文字で始まる」。
これは逆に言えば、どのようなときに大文字を使えば良いのか紹介していることになります。
大文字をどのように使うか、大文字の使い方については、Capitalizationという言い方をします。
また「フルストップ(ピリオド)で終わる」。
これは、どのようなときに記号を使えば良いのか紹介しています。
どのように記号を使うのか、記号の使い方については、Punctuationという言い方をします。
もう一つ、Capitalization(大文字の使い方)の紹介をします。
One day, Kintaroa went to a pond.
という文がありました。
この中で、文の最初だけではなく、Kintaroaの最初の文字も大文字になっています。
これはなぜでしょうか。
これは、Kintaroaが人の名前であり、Proper Noun(固有名詞)だからです。
Proper Nounという品詞(Parts of Speech)、そして固有名詞の最初は大文字を使うというCapitalizationを学ぶことが出来ます。
それではまとめとして、用語の復習をしておきたいと思います。
- オルタナティブスペリング:同じ音で違うつづりの単語
- Capitalization:大文字の使い方
- Punctuation:記号の使い方
それぞれの用語の意味を覚え、デコーダブルブックスを有効活用しましょう。
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