イギリス流の英語教育、フォニックス流で覚える品詞の勉強方法(種類と読み方)
イギリスでは小学校の英語教育について大改革が行われ、小学校低学年では、システマティック・シンセティック・フォニックスプログラムを利用してフォニックスの学習が行われます。
そして、次の段階として、フォニックスの知識を活かしつつ、Grammar, Punctuation, Spellingの学習に入っていきます。
- Grammar :文法
- Punctuation :記号の使い方
- Spelling :文字のつづり方
今回は、文法の中でも最初に学習する、品詞について紹介したいと思います。
品詞(Parts of Speech)には、どのような種類があるのでしょうか。
必須として抑えておきたいのが次の8つです。
/ /内は、レターサウンズでの読み方です。
- 固有名詞 Proper Nouns /p r o p er n ou n z/
- 名詞 Common Nouns /c o m u n n ou n z/
- 代名詞 Pronouns /p r oa n ou n z/
- 動詞 Verbs /v er b z/
- 形容詞 Adjectives /a j i c t i v z/
- 副詞 Adverbs /a d v er b z/
- 接続詞 Conjunctions /c u n j u ng k sh u n/
- 前置詞 Prepositions /p r e p u z i sh u n z/
では、品詞の役割について質問しますので、どの品詞のことをいっているのか、英語で答えてみて下さい。
- 物の名前の単語
- 人や物の代わりに使う単語
- 人や地名の単語
- 動作を表す単語
では答えです。
- Common Nouns
- Pronouns
- Proper Nouns
- Verbs
どうでしょう。英語で言えましたか?
現在高校では、英語の授業は英語で教えるのが原則だそうですが、残念ながら品詞名を英語できちんと言える高校生はまだまだ少ないです。
品詞名を英語で言えることは、文法学習の基礎となりますので、ぜひ習得していただきたいと思います。
では、また質問です。
どの品詞のことでしょうか。英語で答えて下さい。
- 名詞を修飾する単語
- 動詞を修飾する単語
- 名詞を他のものと結び付ける単語
- 文や単語などをつなげる単語
答えです。
- Adjectives
- Adverbs
- Prepositions
- Conjunctions
後半の4つの品詞は難易度が高めです。
「名詞」「動詞」などの概念を知ってからでないと、きちんと理解出来ない品詞ということになります。
文法に詳しい方だと、先ほど紹介した定義は簡単過ぎるのではないか、名詞にもbeautiful(美しさ)など、物の名前ではないものもあるし、動詞にもbe動詞のように、動作を表すものではないものもあると思われるかもしれません。
もちろんその通りなのですが、最初に品詞について説明するときは、出来るだけ簡単に分かりやすいように説明するようにしています。
品詞について原則的なイメージをしっかり持っておくことが、後々の文法学習に活きてくるからです。
では、文の中で各々の単語がどのような品詞にあたるのか、言ってみましょう。
I have pens.
I はpronoun, haveはverb, pensはnounですね。
このように、単語をどのような品詞か特定することをParsingといいます。
どの品詞か Which part of speech?という言い方も出来ますが、Parse(品詞を言う)という便利な単語があり、品詞を言うときは、こちらの単語を使うときの方が多いです。
ではまとめです。8つの品詞を抑えましょう。
- 固有名詞 Proper Nouns
- 名詞 Common Nouns
- 代名詞 Pronouns
- 動詞 Verbs
- 形容詞 Adjectives
- 副詞 Adverbs
- 接続詞 Conjunctions
- 前置詞 Prepositions
品詞を特定することをParsingといいます。
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