昭和時代のお祭り満喫!「碑文谷八幡宮例大祭」で楽しむ縁日遊び
夏が静かに終わりを告げるころ、林に囲まれた神社の境内で、昔懐かしい風情に満ちたお祭が開かれます。
お祭の名前は「碑文谷八幡秋季例大祭(ひもんやはちまんしゅうきれいたいさい)」。
夕間暮れには夜店が七色に光を灯し、縁日の定番屋台から、型抜きやスマートボール、輪投げや射的など、懐しい風情で楽しませてくれます。
この様な古来から残るお祭り遊びは、今では少なくなりました。
それでも小さな街のお祭りに、今だひっそりと残されています。
夕暮れのヒグラシや夜に囁く鈴虫の涼しげな音色を聴きながら、夏の思い出を締めくくるお祭へ出掛けてみてはいかがでしょうか。
「碑文谷八幡宮例大祭」は、東急東横線「都立大学」より徒歩18分の“碑文谷八幡宮”という神社及び、最寄り駅やその界隈で御神輿も担がれるお祭りです。
開催日は、毎年9月の敬老の日の前日と前々日です。
2014年は9月13(土)・14(日)がお祭りの日でした。
屋台は金魚すくい、くじ引き、たこ焼き、りんご飴、焼きそば、フランクフルトにかち割り、バナナチョコやビールなど、定番の物から、流行りのB級グルメなども出ております。
ここでは特に昔の縁日を彩った、懐かしい屋台をご紹介します。
「型抜き」は、まさに縁日の古き良きお祭り遊びを後世に伝えています。
薄い板状のお菓子を、魚や傘などの形に画鋲で型に沿って削っていきます。
形によって難易度もより高くなり、集中力が途切れると直ぐに割れてしまう難しさ、簡単に見えてコツが必要な奥深さがあります。
見事抜けることが出来たら、キャッシュバック。
ご両親と子供達も一緒になってチャレンジ出来る、手軽な面白さがあり、残念賞でもおじさんが飴を渡してくれます。
「スマートボール」は、パチンコ玉の容量で玉を弾き、穴へ入れ横や縦に揃えます。
弾き方の絶妙な加減がコツです。
「数字合わせ」は引いたくじ紙に数字が書いてあり、その番号の景品が貰えます。
他にも「鰻釣り」や「亀すくい」など変わりダネもあり、大小100近くある屋台を巡る楽しみも味わえます。
古来からの花形屋台が残る、ノスタルジックな縁日「碑文谷八幡秋季例大祭」。
地元の子供達が駆け巡り、大人も一緒になってお祭り遊びを教え楽しむ姿は、ここ一帯が昭和の活気に溢れた時代の、過去の一夜の夢を覗き見た気持ちにさせてくれます。
夏の終わり、祭りの後。
ほんのり切ない気持ちと温かな思い出を胸に忍ばせて、秋を迎えてみませんか。
|
|
古いもの、廃れゆくもの、怪しい場所、錆や鉄の建造物が好きです。それらの写真をモチーフに異国都市を制作したりノスタルジックな場所を探訪しています。路地裏・工場・横丁・廃墟・純喫茶・昭和レトロ・カフェー建築などなど。
私のブログでも紹介しています http://ameblo.jp/eigazukinosyuukatu/
|
|