イギリスを楽しもう!ロンドンの音楽祭「ミュージックフェスティバル」の楽しみ方
イギリスでは、冬になると鬱病になる人が増加すると言うデータがあります。
鬱病まではいかずとも、the winter bluesと呼ばれる軽い鬱になる人も多いのです。
朝8時頃に日が昇り、16時には日が沈む冬時間が半年以上続く、暗くて寒い冬。
その冬が終わると、誰もが待ち望んでいる夏の到来です。
今回は、その素晴らしい季節に行われるイベントについてご紹介します。
イギリスの夏はとても短く、1日半袖で過ごせるのはわずか数週間だけ。
それだけに、太陽の光を浴びて夏を満喫しようと、公園などは大混雑です。
夏至の頃は、22時位まで明るいので1日の時間を最大限に使う事ができます。
短いイギリスの夏には、その季節ならではのミュージックフェスティバルが各地で開催されます。
期間は、6月下旬頃から9月上旬頃まで。
有名な「Glastonbury Festival」や「Reading and Leeds Festival」をはじめ、毎年ミュージックフェスティバルの数や種類も増え続けており、どれに行こうかと迷う程です。
ロンドンでも、Hyde ParkやVictoria Park、Finsbury Parkなどの公園で、多くのミュージックフェスティバルが開催されます。
「Love Box Festival」「British Summer Time」「Field Day Festival」「Wireless Festival」等が有名です。
ロンドンでミュージックフェスティバルに行く際の利点がこちら。
- バスや地下鉄、電車などの交通の便が良い
- 1日だけの参加が可能
- 交通の便が良いためテント等で夜を過ごす必要がない(テント用スペースもありません)
週末に、通しでフェスティバルに参加することが難しい人達や、1度行ってみたいけれど遠方まで出向くのは難しいという人などでも、ロンドンのフェスティバルになら気軽に参加できます。
広大な敷地を誇る公園でのフェスティバルは、大都市ロンドンにいる事を忘れてしまいそう。
太陽がなかなか沈まないイギリスの夏ですが、雨は、夏の間も突然降り出します。
日本のように終日降り続く雨ではなく、シャワーのように一瞬で止む雨が事がほとんど。
しかし、フェスティバルに行く際には、携帯用レインコートやポンチョなどの持参をお勧め。
また、夏の間でも朝晩の寒暖差が激しいため、夜は冷え込みます。
パーカーやカーディガンなど、夜に羽織るものも必要です。
もし、前日や朝に雨が降っていたなら、足元対策で長靴が必要かもしれません。
イギリスは、日本のように湿気のある暑さではありませんが、紫外線は強く降り注ぎます。
日焼け対策やサングラスなどもお忘れなく。
近年のフェスティバルでは、出演アーティストの音楽の幅や年代幅も広くなっています。
そのため、フェスティバル=若者のイベント、と言う雰囲気がなくなり、中高年や子連れの観客も多く見られます。
会場では、ロンドンならではの、国際色豊かな食べ物や飲み物を売る屋台が並びます。
また、移動遊園地のような乗り物があったり、小さなテント内でコメディーショーやダンスショー等が行われたりもします。
ミュージックフェスティバルと言うだけに、音楽のお祭りです。
シートを広げ、ピクニックがてら寝転んで音楽を聴くも良し。
好きなアーティストの音楽を、ステージ近くで踊り狂いながら見るも良し。
友人や家族とお酒を飲み語らいながら、音楽を聴くのも良し。
広い敷地内を散策しながら、自分なりの楽しみ方を見つけて下さいね。
ミュージックフェスティバルの醍醐味は、やはり、多くのアーティストの音楽を生で聴けること。
会場にいる全ての人が、素晴らしい時間を共有できるという特別な空間。
短い夏の、大切な思い出になることは間違いありません。
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ロンドンで暮らしています。
ロンドン生活・音楽・アート・街散策などを綴っているブログはこちら↓
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