珈琲大国グアテマラのコーヒー文化が凄い!産地の歴史、種類、特徴などを紹介
皆さんは一日に何杯のコーヒーを飲んでいますか?
朝食、仕事中、カフェで、ディナーの後など、コーヒーは一日中皆さんの身の回りにあるのではないでしょうか。
今日は、コーヒーの中でも「グアテマラコーヒー」について紹介します。
コーヒーは非常にデリケートな植物で、暑くもなく・寒くもない土地でしか育ちません。
標高1500mから2000mに多くの町が存在し、気候の安定しているグアテマラは、まさにコーヒー栽培に適した土地が多く、美味しいコーヒーが採れる環境が整っています。
例えば、スターバックスコーヒーにある「グアテマラ・アンティグア」という豆は、標高1530mの世界遺産の町アンティグアのコーヒーです。
コーヒーの実
「グアテマラコーヒー」と一言で表してしまうことが多いですが、グアテマラで採れるコーヒーにも種類があります。
産地がそのまま名前となっていますが、先述の「アンティグア」が最もポピュラーで、他にも「ウエウエテナンゴ」、「コバン」等のコーヒーがあります。
それぞれ、土地による差があるようです。
グアテマラのコーヒーショップやスーパーには多くの種類のコーヒーが並んでいて、いつもどれにしようか迷ってしまいます。
グアテマラに来て驚いたことの一つに、新聞やニュースで表示される「コーヒー価格」があります。
コーヒーが国の主要産業でもあるグアテマラは、為替相場と同様にコーヒーの価格が毎日表示されます。
天候不順や疫病もあり、生産量が減っているなどコーヒーに関するニュースは多く、日本の米の不作と似たような感じです。
日本には数多くあるスターバックスコーヒーも、グアテマラにはまだ3店舗しかありません。
その代わり、「バリスタ」と「&カフェ」というショップがあり、いつも賑わいを見せています。
これらのコーヒーショップではどこでも一杯150円程度で美味しいコーヒーを飲むことができます。
また、マクドナルドの「マックカフェ」も「100%グアテマラ産コーヒー豆使用」の文字があり、本格的なグアテマラコーヒーが飲めますし、コーヒー豆まで販売しています。
グアテマラのマックカフェは、通常のマクドナルドとは別にカフェだけで店舗を構えています。
日本において「グアテマラコーヒー」と言うのはそれほどメジャーなコーヒーの種類ではないように思いますが、実はグアテマラのコーヒー豆の17%が日本に輸出されています。
グアテマラにとって、アメリカ・カナダに次ぐ輸出先が日本です。
グアテマラはコーヒー農家が多いと言っても、国が小さいので生産量はそれほど多くありません。
しかし、その限られたコーヒー豆の多くが日本へ輸出されています。
品質の高いグアテマラコーヒーが、日本人に親しまれている証拠です。
日本から遠く離れたグアテマラで、日本人のためにコーヒーを作っている人がいることを、ご存知だったでしょうか?
たまにはコーヒーを飲む時に、遠いグアテマラの地を思い浮かべてみて下さいね。
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これまでヨーロッパ、中南米、カリブ海を中心に30か国以上を旅行。
留学、バックパッカー、鉄道旅、世界遺産めぐりなどを経験。
旅行の豆知識をお伝えします。
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