ほんわか暖色を取り入れたお部屋作り。居心地の良い効果を得られるインテリアカラー例

執筆者: 安田 紀子 職業:カラーコーディネーター・カラーセラピスト・パワーストーンセラピスト
はじめに

こんにちは。カラーコーディネーターの安田紀子です。
今回は、寒い季節を乗り切るためのインテリアカラーについて、お話しさせていただきます。

 

色の心理的効果については何回かお話をさせていただきました。

インテリアにもその効果を用いて、快適な毎日を送りたいものです。

 

暖色のインテリアの取り入れ方

さて、暖かみが感じられるインテリアといえば、真っ先に思いつくのが暖色を使ったインテリアではないでしょうか。


暖色はその名のとおり「暖かい」と感じられる色ですが、赤やオレンジといった暖色系の色をそのまま大量に部屋に使っては、落ち着かない部屋になってしまいます。
赤は気持ちを奮い立たせてくれる色ですから、落ち着きたい空間にはそぐわないのです。

 


赤をインテリアに使い、暖かさを演出するのであれば、少量使うようにします。
クッションカバーや小さいラグなど、少量であっても直接肌に触れるような箇所に用いると、より効果を感じられます。

 

 

床が明るい色のフローリング×オレンジ

同じく暖色系のオレンジも少量を使うようにしますが、フローリングの色となじみが良い分、赤よりも多めに使うことができます。ソファカバーに使ってもいいでしょう。

カジュアルで親しみやすい色でもありますから、リビングルームのカラーとしてお勧めです。
植物の緑も明るめに。

左上部は壁色、下部は床色。右がお勧めのアクセントカラーになります。
軽快な印象の、明るく暖かみのある部屋を作ることができます。

 

壁紙のカラーリングアドバイス

海外のインテリア雑誌などでは、鮮やかな壁紙が使われている部屋をよく見ます。
この鮮やかな壁の色に対して、落ち着いた色の家具を配置したり、反対色のカーテンを使ったりしてモダンでおしゃれなインテリアに仕上げています。


対して、日本ではあまり色のハッキリした壁を見ません。

理由はいろいろあると思いますが、濃い色の壁は圧迫感を与えます。

日本のように、居住空間があまり広くないところでは、少しでも広く見せるよう明るい色が好まれるようです。

 

オフホワイトの壁がおすすめ

明るい色である白を壁紙としているお宅も多いかと思いますが、真っ白よりは少し色味のある壁紙のほうがインテリアとして落ち着きます。
少し加える色味も、グレーでは反対に涼しさを感じてしまいますから、黄みがかったオフホワイトのほうが暖かさを感じることができます。

 

 

床が暗いフローリング×ディープレッド

床の色が濃いブラウンのフローリングだった場合、明るすぎるオレンジは浮いてしまいます。
カジュアルな印象のオレンジは、濃いブラウンを主とした重厚感のある部屋と印象が違いすぎてしまいます。

そこでお勧めしたいアクセントカラーは、ディープレッドです。
赤ですが、深く落ち着いた赤ですので、刺激が強すぎるということがありません。
植物の緑も深い緑を選びましょう。

暖かく、重厚感のある部屋を作ることができます。

 

おわりに

暖かさを感じられるインテリアカラーも、元々の床や壁の色を踏まえ、イメージを損なわないように選ぶことが大事です。

 

部屋の中で過ごすことが多くなる季節、落ち着いて過ごせる暖かい部屋をコーディネートしてみてください。

 
 コラムニスト情報
安田 紀子
現在地:神奈川県川崎市  |   職業:カラーコーディネーター・カラーセラピスト・パワーストーンセラピスト

川崎市でカラーサロン「nrk color circle」を営んでおります、安田紀子です。
4シーズンを細分化したパーソナルカラー10タイプ分類を対面診断、写真診断で行っています。カラーセラピストとしての知識も活かし、似合う色プラス効果的な色の使いかたをお伝えしています。
TEL:080-1177-9439 
〒216-0004 川崎市宮前区鷺沼1-11-14 鷺沼パレス906
HP:http://nrkcolor.com/

・日本色彩学会正会員
・色彩検定1級/後任カラーデザイナー
・東商カラーコーディネーター検定1級(第2分野)
・カラーセラピスト
・パワーストーンセラピスト

 

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