美しくエレガントに見せる、立ち居振る舞い(動作)のポイント5選
みなさま、ごきげんようお過ごしでしょうか。
さて、女性の美しさを表現するものとして、メイクやファッションのほかに重要な項目とはなんだと思われますか?
それは立ち居振る舞いです。
なんとなく、あの人素敵、感じがいい、エレガントと思われる人には共通点があります。
普段あまり意識したことがないとおっしゃる方なら、ぜひ基本5項目を実践してみてください。
まず毎日気づいたとき、できるときだけで大丈夫です。
そして3ヶ月続けてみてください、必ず、美しく変化します。
美しさの秘訣、それはずばり一回一動作。
つまり「ながら動作」を止めることです。
何度もお辞儀をしながら歩いたりする光景はよく見かけますが、お辞儀をするときはお辞儀だけ、歩くときは歩くだけと動作に区切りをつけるだけで、印象はガラリと変わります。
たとえば、ドアの開閉。
ドアノブを片手で引き(押し)反対の手に持ち替えてくるりと回りドアを閉める。
一連の動作の最後、ドアを閉めるときだけゆっくり両手で閉めます。
またお辞儀の際、頭を下げるときより、あげるときのスピードはゆったりと。
断然気持ちが伝わり余韻を残すお辞儀ができます。
ものを渡すときも、すっと差し出し、引き際はゆっくりめに引きます。
残心のこころですね。ティーカップをお出しする際も、同じ要領です。
たつ、座る、歩く、すべての基本動作を行う際に気をつけていただきたいポイントが、「あごは常に床と平行であること」です。
これを心がけるだけでも非常にエレガントな動きになります。
必要以上にあご(くびから上)を動かすのはNG。
たとえば、机にある物をとるとき、不必要に背中を曲げたりあごを動かしたりするのではなく、できるだけ背中はまっすぐに、腰から上半身を傾けるように動くと、とても品よく美しく見えます。
せかせか忙しなく小さな動きよりも、ゆったりと大きめに動きます。
断然落ち着いて物事も進められますし、見た目もエレガントです。
せかせかした動きはその場を知らず知らずに慌しい空気にしてしまいます。
また忙しいときほどゆったりと動いてみると、不思議と心が落ち着いて、物事もスムーズに進みます。
会話の最中に頷く、とても大切なしぐさです。
うなずくときは、腰から頷くようにしてみてください。
つまり首だけをうんうんと振るのではなく、上半身を傾けるイメージです。
最高のお手本は、皇后妃殿下、美智子さまです。
いかがでしたでしょうか。要は正しい姿勢です。
腰を入れ背中はまっすぐに、デコルテを開き上半身の力を抜いて。
美しい立ち居振る舞いの基本ポイントがマスターできましたら、次回は指先の扱い方についてお伝えいたします。
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はじめまして。マナーサロン「ノブレス」主宰(madam-n.com/)
野村英子(ひで子)です。
京都呉服商の家に育ち、国際線CAを経て、PHP研究所等でマナー講師として活躍後、現在のマナーサロン「ノブレス」を主宰。
国際的マナーから伝統的な日本のマナーを「いまどき」にアレンジして
日常に活かせるマナーを提案しています。
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