スキューバダイビングでのトラブルNo1は、忘れ物!起きやすいミスの対策・対処法 (2/2)

執筆者: マグダレナ 職業:ダイビングリゾート経営

 

曇らないための対処法

ほとんど前が見えないくらいに曇るので、買ってから使う前にある処置が必要です。

一般的には、中性洗剤か、ザラザラ粒子の入っていない歯磨き粉で、レンズの内側を磨くこと。

1回や2回ではなく、4回以上洗いましょう。

 

油膜を除去するために、フィリピンではライターでレンズの内側を焼くという荒業もありますが、紫外線カットなどのフィルムが張ってあるタイプのマスクには使えない方法です。
洗剤で洗ったマスクには、使う前にさらに曇り止めを付けるとなお良いでしょう。

 

最も安いのは、自分のつばを塗って軽く水で流す方法です。

 

上級者はシャンプーで曇り止め

ダイビング屋さんで売っている曇り止めを使う人もいますが、ベテランになると、もっと安い代用品で済ませる人が多くなります。

 

それは、シャンプーやボディーソープを塗って水で洗い流す方法です。

赤ちゃん用は目に染みなくて良いそうです。

 

原液で使う派と希釈して使う派がありますが、メーカーによって効きが違うようなので、色々試してみると良いと思います。

 

フィリピンの一般的な曇り止めは歯磨き粉

フィリピンの水中ガイドの中で、一般的な曇り止めは歯磨き粉です。

これも安上がり。

歯も磨けるので、一石二鳥です。


ただし、安いものを使いましょう。

ザラザラの入っている歯磨き粉だとレンズが傷つきます。 

 

第5位 船酔い/波酔い

海外でのダイビングは、ボートに乗って行うボートダイビングが主流です。

比較的波の穏やかな海でも、船酔いになりやすい人はなりますので、そういう体質の方は酔い止めを持参しましょう。


船に酔いやすい人は、水中を泳いでいても船酔いのような症状になる人がいます。

ダイビングは浮きも沈みもしないように、浮力を水中で調節して、無重力に似た浮遊感を楽しむのもなのですが、その浮遊感に参ってしまう人がたまにいます。

 

波酔いの対処法

通称、波酔いといます。

これも酔い止め薬が効果ありますので、ダイビング後に毎回気分が悪くなる人は、酔い止め薬を試してみて下さい。


潜行する前、浮上後ボートに上がる前に、水面で待機する時間が長くなると、波に揺られて気分が悪くなる人もいます。

海に入る順番を最後にする、ボートに上がる順番を最初にするなど、ガイドさんと相談してアレンジしてもうと良いでしょう。 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

以上、ダイビングに付き物のトラブル5種と、その対処法でした。

 
 コラムニスト情報
マグダレナ
性別:男性  |   職業:ダイビングリゾート経営

フィリピン在住約10年。マニラ近郊バタンガス州のアニラオで、夫婦でダイビング宿を経営しています。http://divemagdalena.com/