狭くて部屋にピアノが入らない!?自宅へ移動させるときの配置・大きさ・レイアウト

執筆者: 嶋村 知香 職業:ピアノ調律師・暮らしガイド
はじめに

初めてピアノを購入したとき、あるいはピアノを譲り受けた場合、実家のピアノを移動するとき、引っ越しなどピアノを動かすことになった場合、入ると思っていたのに入らないということが実は意外とあるのです。


今日は、ピアノを置くスペースについて少しお話ししたいと思います。 

 

まさかの盲点、座る場所

ピアノの大きさは以下の通りです。

 

  • 横幅 :アップライトピアノもグランドピアノも大差なく145~155㎝前後
  • 高さ :アップライトで115~135㎝程度、グランドピアノで100㎝程度
  • 奥行き:アップライトピアノ58~67㎝程度、グランドピアノ150㎝~280㎝程


ただ置くだけなら、アップライトピアノで1畳程度あれば良いのですが、うっかり見落としがちなのが演奏者が座る場所です。

 

座る場所も考慮したピアノを置くのに必要なスペース

小さなお子様が弾かれる場合ですと、今はまだピアノの鍵盤かなり接近して座っていらっしゃると思いますので、想像しにくいかもしれませんが、お子様が大きくなると椅子の位置が変わってきます。


ピアノを弾く時には椅子を後ろに下げて座りますので、下げるスペースも十分確保しなければいけません。
アップライトピアノの場合は、壁とピアノの背面はぴったりくっつけず、10cm程空けて設置しますので、その分も考慮しないといけません。

ピアノを置くのに必要なスペースの目安は、アップライトピアノで最低二畳以上、グランドピアノでは最低三畳、180㎝クラスで4畳半、6畳以上あればなお良し、8畳以上あれば理想です。

 

 

専門家に必ず下見をしてもらうこと

部屋にピアノを置く場所は十分あるのに、搬入口が狭くどうしても入らないということもあります。

注意が必要なのは階段、曲がった廊下などです。

 

もし階段を通れなくても、大きな窓があれば、クレーンで搬入することも出来ます。

クレーンの場合は、窓の真下までクレーン車が入れるかどうかを確認する必要があります。

細い路地などでは難しい場合もあります。

 

必ず専門の運送業者に依頼しよう

ピアノ専門店で購入された場合は、お店が専門の運送業者を紹介してくれると思いますが、ピアノを譲り受けたり、引っ越しなど自分で業者を探す場合は要注意。

 

大きく頑丈そうですが、ピアノは大変デリケートな楽器です。

力だけでは駄目なのです。コツも要ります。

 

引っ越し業者に家具と一緒に運んで貰わず、ピアノは専門の運送業者に依頼なさることを強くお勧めします。 

 

 

さいごに

僅か数cmがどうしても入らず、柱を削ったお宅もありました。

ピアノ運送業者さんの素晴らしい技術で、見事に搬入できて大喜びされたお宅もありました。

 

意外に思われるかもしれませんが、グランドピアノは足を外して立てて運ぶので、アップライトより狭い幅でも案外大丈夫です。

うちはグランドは入らないと諦める前にまずは相談してみて下さいね。

 

大切なのは、必ず事前にピアノ配送の専門スタッフに下見をしてもらうこと。

皆様のお家に、どうか無事にピアノが置けますように。 

 
 コラムニスト情報
嶋村 知香
性別:女性  |   職業:ピアノ調律師・暮らしガイド

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