ソムリエ直伝・初心者でも分かる、美味しいワインの選び方 -前編- (2/2)

執筆者: 鈴木暢彦 職業:ソムリエ・ワイナリーツアーアテンド
ワインラベルの数字から情報を得る

ワインラベルに表示されている数字とは、主に容量、収穫年、アルコール度数です。
これらの数字は、皆さんが想像するよりも重要な意味合いを持っています。

まず、容量とは750ml(75cl)がおおよそ一般的なワインボトル1本の量で、だいたいグラス6~7杯分となります。

収穫年。

これはいわゆる“2012”とか“2006”と表示されるものですが、ボトル詰めをした年ではなく、ワインを醸造した際に使われたブドウが、収穫された年のことです。

 

全てのワインではないですが、多くのワインはボトルに収穫年の表示義務があります。

この収穫年は、ワインの生産者のメッセージがかなり強く表れる情報の一つとなり、非常に重要です。

それはその収穫年が当たり年だったとかそうでなかったとか、そういった情報ではないのです。 

 

おわりに

今回はラベルに記載される3つの重要な数字が分かりましたね。

 

容量、収穫年、アルコール度数。
次回はこの収穫年について掘り下げ、例文を交えながら説明していきます。 

 
 コラムニスト情報
鈴木暢彦
性別:男性  |   現在地:シエナ  |   職業:ソムリエ・ワイナリーツアーアテンド

2008年 日本ソムリエ協会 ワインエキスパート取得
2009年 4月 イタリア トスカーナ州フィレンツェへ
2009年 10月 シエナにある国立のイタリアワイン総合文化施設エノテカイタリアーナにて研修
2010年 エノテカイタリアーナ ソムリエ
2014年 エノテカイタリアーナを退職
      イタリアソムリエ協会 AISソムリエプロフェッショニスタ資格取      得
      中心街のリストランテで働きながらワイナリーツアーなどを行う。
      訪問ワイナリーは70件以上
      日本のインポーターへのワイナリー紹介など

鈴木暢彦

ブログ 新イタリアワイン エノテカイタリアーナ
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