片付けが出来ない、苦手な人へ!整理整頓を行うための目的意識とは

執筆者: 岩舘 さゆり 職業:ライフオーガナイザー/クローゼットオーガナイザー
はじめに

こんにちは、ライフオーガナイザーの岩舘さゆりです。


皆さんは、片付けと聞いてどんなイメージを持ちますか。

一時的にモノが減ってすっきりしても、また元に戻ってしまい、何だかいつまでも終わりがない。
そのような印象である方も多いと思います。

 

ありがちな失敗パターン

片付けに関して、陥りやすい失敗があります。
 

  • 本やテレビで紹介された片付方法を、そのまま真似する。
  • 収納用品を先に買ってしまう。

 

私自身がまさにこのパターンを繰り返していました。

自分の暮らしに落とし込んでいない状況で、良いと思ったものを直感的に取り入れても上手くいきません。



本やテレビで紹介されている人とは、性格、身長、利き手、家族構成、間取りなど、自分の置かれている環境が異なるのです。

参考にはなっても、自分に合っているかは別問題。

 

収納用品も同じです。

サイズを測らずに見た目で買う。

入れるモノも決まってないのに、大量に収納用品を買う。

知人が使っていたから、同じ物を買う。

しかし、結局は上手く使えず、無駄にしてしまった経験を、誰もがお持ちではないでしょうか。

 

片付けの目的意識を持つ

そもそも何のために片付けるのでしょうか。

家庭、オフィスに共通した3つの目的があります。

  

安全で衛生的に暮らすため

例えば、床に落ちていた物につまずいて転倒→骨折→入院→寝たきり、と言う事例もあります。

片付けることで危険を回避できますよね。

また、片付けや掃除をすることで、衛生的な状態を保つこともできます。

特に小さいお子さんや高齢者がいるご家庭、多数の方が出入りする環境では、気を配りたいところです。

  

ラクに暮らすため

ラク=グータラということではなく、日常の行動をスムーズに行えると言うことです。

 

例えば、掃除の時。

片付いていれば、すぐに掃除に取り掛かれるのでやる気も起きますが、そうでなければ、まずは片付けからしなくてはいけません。

億劫なことは、どんどん避けたくなるのが人の心情。

片付けは一生続きます。

いかにラクに暮らせるかを考えることは、継続性にも関係します。

 

気持ちよく過ごすため

片付いているだけで、気持ちが良いものです。

モノの量は関係ありません。

必要最低限のモノしかないのに、脱ぎっぱなしのガウンがベッドの上に置きっ放しだったり、使用済みのタオルがソファにクシャクシャと掛かっていたらどうでしょう。

一方、モノがたくさんあっても、然るべき所に整頓されていたら気持ち良く過ごせます。


 

おわりに

大切なのは、片付け自体は目的ではなく、手段であるということ。

自分にとって、難しい手段は長続きしません。

まずは、ありのままの自分を受け入れましょう。

その上で、最適な収納方法を見つけることこそが、片付け上手への第一歩です。

 

次回は、誰もが持ち合わせている「片付けられなくなる瞬間」についてお伝えします。

 
 コラムニスト情報
岩舘 さゆり
性別:女性  |   現在地:岩手県雫石町  |   職業:ライフオーガナイザー/クローゼットオーガナイザー

はじめまして。岩手のライフオーガナイザー岩舘さゆりです。
片付けも、ファッションも自分のセンスのなさに楽しめずにいたのですが、
成功の法則(理論)を学んで克服できました。
今は毎日がラクで楽しいです♪
基本を知っていれば、いかようにもアレンジできます。
お隣さんと同じである必要は全くありません!
片付けのお悩みを解消できるヒントをお伝えしていきます。