薬の正しい保管方法とは?薬箱(救急箱)の収納・整理整頓術 (1/2)
こんにちは、ライフオーガナイザー&クローゼットオーガナイザーの小川智恵です。
突然ですが、あなたのお家にはお薬箱がありますか?
多少なりとも、絆創膏や風邪薬などのいわゆる常備薬は、どのご家庭にもあると思います。
今回は整理のプロに加え、薬剤師として、常備薬整理方法の3つのポイントをお伝えします。
まずは、薬剤師としての観点から、常備薬保管の注意点ご紹介します。
病院で処方箋されるお薬は、その人の、その時の症状に合わせたオーダーメイドの物です。
決して他人には譲らないこと。
また、同じ症状であっても原因により処方内容が異なる場合もあります。
自身のお薬だとしても、自己判断で以前の処方薬を服用するのは控えましょう。
小児の場合は特に、体重等に応じて細かく服用量が設定されています。
兄弟間でも、譲渡しての服用はいけません。
これは言うまでもありませんが、意外と読まない方が多いようです。
対応する症状や、用法用量以外にも、OTCと呼ばれる「飲み合わせがNG」なお薬が市販薬にもあります。
風邪薬と痛み止め等、成分が重なる場合が多く、併用は「してはいけないこと」に記載されているのです。
説明書に書かれてある限り、読まずにトラブルが起きた場合は自己責任になる事も多く、何よりも、健康を損なう可能性があります。
必ず読むようにしましょう。
上記でご紹介した様に、用法用量等の確認や、期限を明確にしておくためにも、お薬は外箱に入れ、説明書と共に保管する事が適正管理となるでしょう。
お洒落な収納でも良いのですが、お薬の場合は適正安全に使用できる事が最大の目的であり、第一優先事項です。
次に、実際にお薬箱を整理してみましょう。
ライフオーガナイズ3つの手法「減らす」「整理する」「維持する」に沿って、安全でいざという時に慌てないお薬箱にしましょう。
まずは、期限切れや、外用薬(絆創膏や熱冷ましシートなど)の劣化など、使用するのに適切でない物を処分します。
処方箋薬は、いつ・誰の・どの状態の物かを確認し、いつ・誰が・どの症状で使えるのか等を把握しましょう。
必要のない物、使えない物は処分します。
病院でもらった薬は、期限の記載がない事がほとんど。
それは、その時の症状に合わせて処方されているので、後に自己判断で服用するのは前提とされていないためです。
個人差はありますが、常備薬の一般的品目は以下を参考にして下さい。
- かぜ薬/咳止め/痛み止め(解熱鎮痛剤)/胃腸薬/整腸剤/下痢止め
- うがい薬/湿布薬/かゆみ止め/虫刺され/消毒薬/目薬
- マスク/包帯/絆創膏/テープ/はさみ/ピンセット/体温計/熱冷ましシート
インターネット等でも常備薬リストで検索できますので、ご自身のオリジナルリストを作っても良いでしょう。
内服、外用、または風邪用セット、腹痛時セットなど状況別で分けるのも良いですし、リスト通りに個々を揃えていくのも分かりやすくて良いですね。
使う人が分かりやすいように分類して、お薬箱に収めていきましょう。
なお、お薬は点在させず、まとめて置く事をお勧めします。
緊急の場合、家族の誰もがすぐ探せますし、管理も容易になるからです。
ただし、病院の処方薬など、飲む人が限定されている薬や毎日の服用が決まっている物は、習慣化することが大切。
当人にとって勝手が良く、習慣化しやすい場所に保管するのが良いでしょう。
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