ストーカーになりやすい人の性格と特徴!元彼に嫌がらせやつきまといをされたら
ストーカー加害者の性格と心理状態を解説。別れた彼氏からつきまといや嫌がらせなどのストーキング行為を行われていた時の対処法とは?
こんにちは、心理カウンセラーの小日向るり子です。
2000年(平成12年)にストーカー規制法が施行されてから15年が経ち、「ストーカー」という言葉は誰もが知る言葉となりました。
ストーカーの種類は大きく分けて下記の2種類があります。
- 芸能人など、相手は自分のことを知らない対象に行うもの
- お付き合いをしていた相手のことが別れた後も忘れられず、復縁を迫って行うもの
今回は後者の「付き合っていた相手と復縁を迫ってストーキング行為に及ぶ人」の心理と、助長させるNG行動について書いてみたいと思います。
ネットや書籍などを見ると、会えないときの行動をいちいちチェックする、メール・LINEが異様に多い、等の具体的な言動が書かれているものが多いですが、その言動の元となっているのが「自己中心的な考え」です。
例えば、仕事が忙しかったりしたら連絡をできないこともありますよね。
食事会などでも携帯チェックばかりしていたら、場の空気を壊してしまいます。
そうした相手の都合や気持ちに思いを巡らすことができない。
その一方で、自分が忙しい時や気分が乗らない時は平気でアポイントや連絡をすっぽかす。
つまり、全てが自分の気持ち優先なのです。
自分が心地よく、安心していられるなら他人の気持ちや状況はどうでもいい、という考えの持ち主。
こうした自己中心的思考の持ち主がプライドが高かった場合、ストーキング行為は嫌がらせになる事が多いです。
デマ情報をネットに流したり、所有物などにいたずらをしたりといったことです。
それが自分だと分からないように嫌がらせをします。
一方、プライドがあまり高くない場合は、つきまとい行為になる事が多いです。
異常な数のメールや電話、待ち伏せなどです。
愛の反対は憎悪ではなく「無視」です。
人は、自分が好きな相手から好意を持って接して貰えることが一番うれしいのはもちろんですが、それができないと、憎しみや怒りでもいいから自分に感情を向けて欲しいと願います。
これは深層心理で起こる状態なので、本人も気づいていないのですが、憎みや怒りを向けられている状態の方が、無視されるよりマシなのです。
従って、しつこくされた場合に相手に「迷惑だからもうやめて!」などと怒りのメールや電話をしたりすることは逆効果。
相手のストーキング行為を助長する結果になりかねません。
また、現在の恋人に話をつけてもらおうとするなども絶対にしてはいけません。
プライドが高い相手の場合、他人に自分が密かに行っている行動を知られることはプライドをひどく傷つけられることになり、逆効果です。
自分や周りの人で何とかしようとせずに、まずは警察に相談することが一番安全で確実なのです。
お付き合いしている相手の言動を「自己中だな」と感じることが多くなったら、限界まで相手に合せることはしないように、その前にきちんと自分の感情を出すようにしましょう。
自己中心的な言動を、相手にすべて受け入れて貰えると一旦思い込んでしまった場合、別れを告げられることは裏切り行為と取られます。
ストーカーで逮捕された犯人が、その動機を「裏切られたから」ということは多いのですが、それは、度が過ぎる自己中心的な言動が相手に許されてきた、という過去が背景にあることが多いのです。
自分の心が「嫌だ」と思っているのに、「相手がそれでよいなら」と思って合わせ続けていることは、結果的に相手の人生も不幸にしてしまうのです。
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カウンセリングスペース「フィールマインド」代表カウンセラー。
15年間の出版社勤務の傍ら、ボランティアでNPO自殺予防ダイヤルの電話相談員をはじめたことがカウンセラーを志すきっかけとなりました。
退職後は派遣やアルバイトで働きながら(社)日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラーの資格を取得し、その後公的機関のセクハラ相談員を経て自身の会社「フィールマインド」を設立しました。
フィールマインドサイト:http://feel-mind.net/index.html
関係(恋愛・職場・友人)/ 恋愛関係 / メンタル疾患 / 性に関する悩み/ のご相談を得意としています。
エキサイトお悩み相談室登録カウンセラー:http://counselor.excite.co.jp/
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