大相撲はどこで開催されている?日本の国技「相撲」の豆知識

執筆者: 嶋村 知香 職業:ピアノ調律師・暮らしガイド
はじめに

日本の国技と認識されている相撲。

さて、大相撲の本場所について、年何回・いつ・どこでやっているのか答えられますか?

 

 

年に2回くらいと言う人や、土日だけと思ってる人、夕方だけやっていると思っている人と様々で、意外ときちんと知っている人は少ないようです。

 

今回は、日本人なら知っておきたい、大相撲の基礎知識をご案内します。

 

大相撲の開催時期・期間

現在、日本相撲協会が主催する大相撲本場所は、1ヶ月おきに年6回開催されています。

 

開催月

奇数月(1月・3月・5月・7月・9月・11月)

 

期間

15日間

 

15日間休みなく連続で開催され、第一日目を初日(しょにち)、八日目を中日(なかび)、最終日を千秋楽(せんしゅうらく)と言います。

 

 

日曜始まりの日曜終わり

場所にもよりますが、第2日曜から始まり、第3日曜が中日、第4日曜が千秋楽になります。


平日からスタートすることはありません。
日曜日に始まり日曜に終わります。

現在の1場所15日間興行、年6場所開催が定着したのは、昭和33年(1958年)からのことです。

 

開催される場所

 

※( )内は、通称の呼び方


本場所が終わると地方巡業も

年6回の本場所以外に、地方巡業があります。

三月場所後―春巡業、七月場所後―夏巡業、九月場所後―秋巡業、十一月場所後―冬巡業と、日本各地に出向きます。

本場所と違い、力士の皆さんと近くで触れ合えるのが魅力です。

 

朝から取り組み開始

テレビ(地上波)放送が始まるのは、早くて午後3時過ぎ~4時半頃ですので、相撲の取組自体が夕方から始まると思われがちなのですが、実は朝から取り組みが始まっています。

 

寄せ太鼓と共に

朝8時半、寄せ太鼓が打ち鳴らされ、大相撲の一日が始まります。

 

YouTubeより引用

場所により少し変わりますが、午前9時頃から序ノ口や前相撲といった、若い力士達の取組が始まります。

大相撲のチケットを運良く手に入れたら、将来有望力士を応援しに、是非朝から足を運んでみてください。

独特の大阪場所

大阪で開催される三月場所は「荒れる春場所」と言われ、国技館とは、また違う独特の雰囲気があります。

 

会場の雰囲気が、ラテン乗り!

「荒れる春場所」という呼び名の通り、金星や番狂わせなど、思いがけず波乱の展開が繰り広げられることが多く、それも楽しみではあるのですが、もう一つ、熱い会場の雰囲気を味わえるのも魅力です。

 

大阪場所の観客の人たちは、きちんとしたイメージの国技館と比べると、面白くて個性的。

相撲の合間に、明るくてノリの良いおじさん・おばさんを見ていると飽きません。

一緒に盛り上がってみるのも一興です。

 

力士が間近に!「入り待ち」も醍醐味

会場に入ってくる力士を一目見る「入り待ち」をするのは、大相撲の密かな楽しみの一つです。

しかし国技館は、力士が車を降りる通りから敷地までの距離が短く、チケットが無くて中に入れない人は一瞬しか見られません。

 

ところが、大阪は、通りから会場の入り口までが長いので、入場するお相撲さんを結構しっかり見ることができます。

チケットは残念ながら取れなかったとしても、一目力士を見ることができる入り待ちも大阪場所の醍醐味です。

 

おわりに

大好きな力士を至近距離で見ることができる、入り待ち。

掛け声はよいですが、取組前の力士に個別に声をかけたり、握手やサインを求めたり、触ったり叩いたりするのはNGです。

 

これから始まる勝負に集中しているのを邪魔することのないよう、マナーを守って楽しみたいですね。

 
 コラムニスト情報
嶋村 知香
性別:女性  |   職業:ピアノ調律師・暮らしガイド

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