まあるい円編み、綺麗に編も♪かぎ針で作る、歪まない円編みの編み方
「円編み」は、かぎ針編みでも比較的簡単なのでよく使われます。
中央で作り目をして、そのまま丸く編み進んでいく手法。
今回は、この円編みをかぎ針で綺麗に編むコツをご紹介します。
円編みは、応用範囲の広い編み方なので作れる物も様々。
一例をご紹介します。
- 小ぶりに編んでコースター
- 大きく編んでフロアマット
- 円に編んでそのまま増目せずに編み進めばカゴやバッグ
- 増目と減目を組み合わせて編みぐるみ
円編みには、大きく分けて次の2つの方法があります。
- 1段ぐるりと増目しながら編む
- 最後に引き抜き編みをして最初と最後の目を繋ぐ
- 立ち上がり目を編んで次に編み進む
1段毎の引き抜き編みや立ち上がりの目を編まず、そのままぐるぐると渦巻き状に編んでいきます。
増目の法則が分かればサクサク編み進められますが、なぜか綺麗な円形にならず、歪んででしまうことはありませんか。
例として、細編みを使った上記1の手法で、失敗を避けるための対処法をご紹介しましょう。
肝心なのは「最初」と「最後」
1.
円編みの作り目をして、立ち上がりの鎖編み1目の後、細編みを1目編んだら、細編みの頭の部分に印を付けます。
2.
そのまま続けて1段目の細編みを編み、最後の細編みの頭部分にも同様に印を付けます。
3.
そのまま、最初に印を付けた細編みの頭部分に針を入れて引き抜き編みをし、最初と最後の目を繋ぎます。
4.
続けて2段目の立ち上がり鎖目を編み、最初の細編みを編んだら1段目の印を付け替えます。
5.
2段目の最後の細編みを編んだら、こちらも印を付け替え、1段目同様引き抜き編みで最初と最後の目を繋ぎます。
この時、最後の細編みの隣にもう1目編み目があるように見えますが、これは1段目の最初と最後の目を繋いだ引き抜き編みです。細編みではないので、この部分を間違って編まないようにしましょう。
引き抜き編みの部分も編んでしまうと、1箇所だけ余分に目数が増えるため編地の歪みの原因になります。
最初と最後をはっきりさせ、惑わされないようにしましょう。
最初と最後に印を付けて編み進む方法は、ご紹介した2つのどちらの手法でも効果的に使えます。
円編みの増目については、スタートの目数やデザイン(細編み・長編み)によって様々なので、必ず編み図で確認するようにしましょう。
- 1段の最初と最後の目に印を付けておき、余計な増目を防ぐ。
- 1段編み終わるごとに目数を確認し、間違っていたら必ずやり直す。
ご紹介したポイントを押さえて、より自由に編物を楽しんで下さいね。
また次回をお楽しみに。
|
|
北欧のデンマークの手芸学校で自由な編物の発想に感動して帰国しました。
横浜市の自宅で編物教室を開催しています。
カリキュラムを決めず、それぞれが編みたい物をお持ちいただきアドバイスする形で、現在月5回(火曜、水曜、木曜、土曜2回)教室開催しています。
2012年より東急セミナーBEたまプラーザ校にて「ニットカフェ♪」講師を担当。
2011年からオリジナルの作品作りも始め、イベントへの出品や委託販売を開始しました。
ホームページ(http://home.e06.itscom.net/emu/)では作品も詳しく紹介してます。遊びに来てくださいね☆
|
|