疲れ、肌荒れ、抜け毛…胃酸不足が原因かも?胃酸の分泌を促進する3つの方法

執筆者: 大久保 ゆうこ 職業:臨床栄養カウンセラー
いつまでも取れない疲れの原因は

こんにちは、臨床栄養カウンセラーの大久保ゆうこです。

こんな症状はありませんか?
これらの症状が一つでも当てはまる人は、胃酸不足の疑いがあります。

  • すぐにだるくなる
  • 疲れがとれない
  • 肌荒れしやすい
  • 抜け毛が多い
  • 太りやすい
  • 貧血気味
  • むくみやすい

 

 

胃酸不足が招く隠れ栄養失調

食べ物を食べたとしても、消化と吸収がされなければ、カラダの中で栄養となって働いてはくれません。

 

消化の助けになってくれる臓器の一つが胃。

胃は、胃酸を出すことで食べ物を分解し、消化しやすいようにしてくれます。

しかし、胃酸の出が悪かったりすると、食べ物が分解がうまくできなくなってきます。

 

食べものは分解されないと栄養となることが出来ない

分解しきれなかった食べ物は栄養にならず、カラダの中に吸収されなくなってしまいます。

すると、食べているにも関わらず、栄養不足になってカラダの働きが弱くなってきます。

 

また、消化不良が起こると腸の中の悪玉菌が増えてきます。

こうしたことがカラダのだるさや肌荒れなど、さまざまな症状を引き起こします。


しかも、栄養がカラダに入ってこないと、カラダは栄養をため込むように働きます。

これが太りやすさの原因になります。

胃酸不足はなぜ起こるのか

胃酸不足の原因は二つあります。

 

一つは加齢。

年を取るとだんだんと胃酸の分泌が悪くなってきます。

年を取ると食欲が落ちてくる人も多いですが、それは胃酸の分泌が減ることも一つの理由かもしれません。

 

もう一つはストレス。

ストレスがあるとカラダが緊張します。

この緊張が胃酸の分泌を減らしてしまいます。

 

また、ストレスを感じていなかったとしても、カラダが知らないうちにストレスを感じていることもあります。

毎日が忙しかったり、食事にかける時間が少なく、せわしなく食べたりしていると胃酸を分泌する暇がありません。

 

胃酸はリラックスしている時が一番分泌しやすいのです。

 

 

胃酸不足を防ぐために
食事をする前に深呼吸。

ゆっくり落ち着きを取り戻してから食事をはじめましょう。落ち着いて食べれば満腹感も起こりやすく、ダイエット効果も高まります。

 

酸味のあるものを取り入れる。

酢の物など、酸味のあるものが胃酸の代わりに消化を助けてくれます。

特に肉や魚などタンパク質を摂るときには、レモンやお酢など、酸味のあるものを必ず添えるようにしましょう。

 

食事中は嫌な話題は避ける

子どものテストの結果をきいたり、人の悪口を言ったりすることも、知らず知らずのうちにカラダのストレスを作ります。

食事中は明るい話題をしたほうが胃酸の分泌も高まりますし、ご飯も美味しく感じられます。

 

おわりに

胃酸不足による健康不調、お分かりいただけたでしょうか。

胃酸がうまく分泌されるよう、記事内のことを心がけて生活していきましょう。

 
 コラムニスト情報
大久保 ゆうこ
性別:女性  |   職業:臨床栄養カウンセラー

治らない疲労感やだるさあがる、病気じゃないけどいつも調子が悪い、うつなどのメンタル疾患がある、という人を対象に、心理学とアメリカの栄養学とをベースにしたカウンセリングをやっています。

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