身近なもので代用可!被写体が綺麗に撮れる「ミニレフ板」の効果と使い方
こんにちは、カメラマンの武田賢士郎です。
今回は「レフ板」と言う小道具を使った、花の撮り方をご紹介します。
レフ板。
普段あまり聞かない言葉だと思います。
映画などの撮影風景でよく見掛けますが、白や銀の板に光を反射させて、俳優さんを照らしている板がレフ板です。
光源の反対側、つまり、影になる部分に光を反射させるための道具です。
写真では、スタジオなどでの商品撮りや人物撮り問わず、光源の反対側にセットして使います。
ここでご紹介するレフ板は、大きな物ではなく、A4サイズ位の小さな物です。
発泡スチロールやノートでOK
特別な物を用意する必要はありません。
厚さ1cm程度の、白い発砲スチロールで十分です。
発砲スチロールがない場合は、白いノートでも大丈夫。
大事なのは白色であること。
色が付いていると、その色まで反射してしまうので使えません。
季節外れですが、以前撮影した梅で効果を見てみましょう。
レフ板をセットする位置は、光源の反対側になります。
野外では太陽が光源なので、太陽と反対側にセットして下さい。
撮影時、太陽の位置は上にありましたので、梅の下側にミニレフ板をセットしました。
セットと言っても、大げさなことではなく、手を伸ばして梅の下に添えるだけです。
レフ板と花の距離は、状況によって変わります。
寄せたり離したりと試してみて下さい。
効果の違いがはっきりと分かります。
レフ板を使用していない写真と使用した写真を見比べてみましょう。
この日は雲がない晴天でしたので、被写体に濃い影ができてしまいました。
濃い影が薄くなり、梅全体に光がまわってシャキッとした写真になりましたね。
今回は、簡単なレフ板を使って花を撮影する方法をご紹介しましたが、全ての花の撮影で使用すると言う訳ではありません。
レフ板がない方が良い場合も、たくさんあります。
撮影は、実験を重ねて経験を積み、慣れることが大切ですよ。
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『ご挨拶』
はじめまして。
カメラマンの武田賢士郎です。
こちらのコラムでは、写真を始められて間もない方々の
良いヒントとなるような内容にしていけたらと思っております。
写真上達の近道は研究と実行です。
そして何より楽しく撮影する事です。
よろしくお願い致します。
『カメラマンとして』
私の得意分野はリゾート系イメージ撮影、建築撮影、風景撮影、和の撮影です。
雑誌、広告を中心に様々な媒体を撮影させて頂いてます。
又、ライフワークで東京都の自然風景を記録しています。
武田賢士郎写真事務所 ポートフォリオ & ブログ
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