赤ペンとノートでマイナス思考を改善!ネガティブな性格や行動を治す「セルフ認知療法」のやり方

執筆者: colonna
いつもネガティブなのは、負の連鎖に陥っているから

心の病気にかかったり、ストレスが溜まったり、心が辛くなったりしてしまうと、何事もネガティブに考えてしまいがちです。

 

何を考えてもネガティブな方向に行き、負のループから抜け出せなくなってしまうこともしばしばありませんか?

 

この負のループ、どうやって抜け出せばよいのでしょう。

 

ネガティブな時は「考え方」に歪みが起きている

ネガティブなときは、考え方が正常な方向に働いておらず、知らず知らずのうちに歪んだ方向性で考えているのです。


元気な時には考えないようなことを考えてしまっていたり、逆に元気なときには普通に考えられることが考えられなくなったりする。

考え方の歪みが起きているのです。

 

これを改善するには、自分の思考の癖を理解することが効果的です。

 

 

 

自らの思考の癖を自覚してみよう
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まずノートを用意します。

 

ノートに出来事・その時の感情・行動を記入

自分が何か嫌だと思ったことや辛いと思ったことがあったら、その事柄と、その時の気持ちや感情、その時に自分はどう考えたか、その時に行った行動を記入します。

 

時間を置いて見直してみて

時間が経って気持ちが落ち着いたら、そのノートを見直します。

なるべく客観的に、それが他人の出来事であるかのように考えることを心がけながら、読み返しましょう。

 

  • その時に自分が考えていたことは適正だったのか?
  • 冷静になってみると、その時はどう行動すべきだったのか?

 

赤ペンで今の考えを追記する

上記2点を考え終えたら、それを赤ペンでノートに書き足します。

 

ここでポイントなのは、以前書きこんだことを消さず、必ずカラーペンで書き足すことです。

消してしまうと、その時自分は何を考えていたのか、さらに後日読み返した時に分からなくなってしまいます。

 

 

これを行うと、感情的になっていた時の考え方が正常ではなかったことや、後から考えればどういった行動をとれば良かったのかが分かります。

 

これは、カッとなった行動を取りやすい人や、衝動的な行動に後悔をする人にもお勧めです。

 

おわりに

思考の歪みはクセになってしまっているので、一度では歪みを治すことはなかなか難しいものです。

それを何度も積み重ねて、繰り返していくことで、自分の考え方の歪みに気付き、正していくことができます。

 

ネガティブな考え方にはまってしまって、自分では出来ない時は、心療内科やカウンセリングへ行くと一緒に行ってくれます。


ネガティブな考え方に陥りがちな人は、考え方の歪みを直していくことが、心の病の予防へ繋がります。

 
 

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