高速道路で逆走行車!交通事故に巻き込まれないための対処法
最近、道路を進行方向とは逆に走ってくる「逆走車」が増えています。
主に老人ドライバーが多いと言われていますが、もう全く他人ごとではなくなってきました。
特に、高速道路での逆走行車は危険極まりなく、大事故や死亡事故に直結します。
では、高速道路で実際に逆走車に出くわした場合、どのように対処するべきなのでしょうか?
高速道路には信号や交差点などが無いため走りやすく、子供の飛び出しなどもないと思われるので、快調に飛ばしていることが多いかと思います。
ですが、それは突然正面からやってきます。
見通しの良い道で早く発見できたとしても、まさか前からこっちに向かって車が走ってくるとは、高速道路では考えもしていないので、一瞬何のことか分からなくなるはずです。
頭に「?」マークが浮かんでいる間にも、お互いスピードが出ているのでどんどん近づいていきます。
「逆走車だ」と確認してからぶつかりそうになるまでの時間は、まさにあっと言う間です。
JAFによると、逆走車が来たときの運転者の対処方法として、次のようなことが挙げられています。
大型車などによって、前方の見通しが悪い場合、突然逆走車が目の前に現われる可能性もあります。
よって、逆走車を発見したら、瞬間的な判断が求められます。
高速走行時の急激なハンドル操作は、スピンや転倒に加え周囲のクルマとの接触などの危険もあります。
逆走車両だけでなく、落下物や故障車両等、様々なことが起きる可能性を想定した防衛運転を心掛けるとともに、緊急時に最善の操作を行うことが出来るよう日ごろから正しい乗車姿勢を身につけておくことも重要です。
JAF.“高速道路で逆走車に遭遇した際の対処方法は?”.一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF).2015.http://www.jaf.or.jp/qa/ecosafety/careful/28.htm(2015-9-17).
いざ逆走車と遭遇したときに、パニックにならず、慌てず落ち着いて行動するというのは、言うほど簡単ではありません。
上記の通り、様々なことが起きる可能性を想定した防衛運転を心掛けることが必要です。
とにかく落ち着いて行動する必要があります。
スピードが出ている高速道路で、慌てて急ブレーキ踏むのは、追突の恐れもあり、本当に危険です。
「向こうがなんとかしてくれるのでは?」という期待を、運転が苦手な女性は特に持ってしまいそうですが、相手は認知症の高齢者なども多く、期待できません。
周囲の走行車を見て、自分の車の逃げるスペースを確認したら、急ハンドルを切らない様に移動し、逆走車を回避しましょう。
「逆走車の多くは、こちら側から見ると、追い越し車線を走ってくることが多い」というデータがあります。
ですので、ずっと追い越し車線を走り続けるのは止めましょう。
つい追い越し車線を走り続けていたくなりますが、「追い越すときにのみ、追い越し車線を走行する」という基本運転を心がけることが、逆走車との遭遇率を減らし、我が身を守ることにつながります。
逆走車はテレビのニュースの話と思っている方が多いと思います。
ですが、逆走車は、誰でもいつでも出くわす可能性があるということを意識しておきましょう。
そうすれば、万一遭遇したとき「逆走車だ!」と認識するのが早まり、危険を回避できる可能性が高まると思います。
ぜひ頭の片隅に入れておいていただければと思います。
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