赤ちゃんのイヤイヤ期(第1次反抗期)、その心理は?対処法としつけポイント
1歳10ヶ月~2歳の間にあると言われる、第1次反抗期・通称イヤイヤ期。「怒る、怒鳴る」などはしてはいけないとわかってはいても、ついやってしまう行動です。赤ちゃんの心理状態を知って適切なしつけを行いましょう。
乳幼児のイヤイヤ期に悩まされている方、少なくないと思います。
そのイヤイヤ期、実は0歳6ヶ月から始まります。
この時期に、どれだけ親と子が向き合うかが、その後の子育てを楽にさせる鍵になります。
その特徴と対応方法をまとめました。
0歳6ヶ月より前の赤ちゃんは「快」か「不快」かを伝えることで、感情を表現をしています。
おむつが濡れた、熱い、寒い、お腹が空いた、寂しいなど、泣いている理由は大体決まっています。
抱っこしたり、ママが側にいたりすれば、安心して泣き止むことが多い時期です。
0歳6ヶ月を過ぎると、大体のお子さんが寝返りを始めています。
寝返りが自分でできるということは、今までとは視界が変わるのです。
寝転がって天井を見ていたのが、床が見えるようになり、横を向いて見えていた景色がひっくり返るわけですね。
寝返りが始まると、視野が広がり、何かをしたいという欲求が出てきます。
「あれが取りたい」
「こっちを向きたい」
「思う方向に行きたい」
このように、様々な欲求が出てきて、それを伝えるために泣くようになっていきます。
また、視界が変わったことで、様々な物に興味や関心も湧いてきます。
この時期は、動きたいのに思うように動けないなど、物事が自分の思い通りにならない時に泣くのです。
ママやパパとの信頼関係が心を満たす
思い通りにならずに泣いている時、ママやパパがその手助けをしてくれると、信頼関係が増してより何かをやってみたいという意欲に繋がっていきます。
つまり、お子様の心を満たしてあげることになります。
お子様の行動や視線をよく観察しながら、お子様の主張が何なのかを認識し、関わってあげると良いでしょう。
寝返りも自在にできるようになって行動範囲も広がると、より様々な要求をするようになります。
そして、自分のやりたいことが通らないと、驚くほどの大泣きをする場合も多くなるでしょう。
この場合「どこまでさせれば良いのか」という疑問が出てくると思います。
しかし、ルールは必要です。
- 危険なこと
- 人を傷つけること
- 人に迷惑をかけること
これ以外のことは、自由にさせるようにし、できるだけ、やりたいようにさせてあげて下さい。
上記以外で、どうしてもこれは止めさせたいという物事があるならば、徹底してそのことは止めさせるようにして下さい。
ある時はダメである時は良いという、バラバラな対応になってしまわないよう、自分の中でもきちんとルールを作るようにします。
そうすると、うまくいきます。
ママやパパの大事な物や、触って欲しくない物があるとします。
また、ティッシュや本など、口に入れて欲しくない物もそうです。
こういう物は、できるだけ触られないように、手の届かない上の方へ上げてしまいましょう。
触られて怒るよりも、最初から触れないようにしてしまうと、イライラする頻度がかなり減ります。
視線を追っていても、側にいても、なぜ泣いているのか分からない時があります。
赤ちゃん自身も、なぜ泣いているのか分かっていません。
その時は「大丈夫、側にいるからね」と、気持ちを込めて言葉にしながら、ぎゅっと抱きしめてあげて下さいね。
子供は、不思議と安心してくるものです。
お伝えした通り、子供は、成長するにつれて興味や関心の幅が広くなります。
時には、触ってほしくない物にも興味を示すことがあるでしょう。
自分の家なりのルールを作り、触ってほしくない物は見せないなど、怒らなくて済む環境作りをしましょう。
また、できるだけその興味や関心を満たしてあげられるように、ママやパパは、お子様をじっくりと観察してあげて下さいね。
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