11月22日は、いい夫婦の日!家族だからって「親しき仲にも礼儀あり」を忘れてませんか?
11月22日は、いい夫婦の日。「親しき仲にも礼儀あり」を忘れていないか、セルフチェック!相手を思いやる基本をマナーの視点から考えて、夫婦の絆を深める機会にしてみては?
こんにちは。マナープロトコール講師の矢野誉美です。
毎年11月22日は、いい夫婦(いいふうふ)の日。
言葉遊びが上手な日本人ならではのユニークな記念日ですね。
近頃は、この日に結婚式を挙げるカップルも増えてきているようです。
今回は、お互いを思いやれるいい関係を続けるために必要なちょっとしたコツをご紹介します。
Photographed by ^@^ina (Irina Patrascu Gheorghita )
いくら夫婦になったとはいえ、やはり相手への礼儀は必要です。
では、この礼儀とは一体どのようなものなのでしょうか?
歴史から紐解いてみましょう。
礼節を重んじる日本人の行動は、現代でも多くの行事や、各地のしきたりに根強く残っています。
みなさんも「礼儀作法」という言葉は、幼い頃からよく耳にしている言葉なのではないでしょうか。
実は、この礼儀と作法は、似ていますが少し違う意味を持っています。
言葉遣いや立ち居振る舞い、態度など相手に対する動きや技術、常識的なルールを表します。
「エチケット」という言葉がこれに当てはまります。
作法と合わせて、それに「心」を吹き込むことを言います。
「マナー」という言葉がこれに当てはまります。
例えば、挨拶をする時にお辞儀をしても、それがただ頭を下げるだけで、目も合わせず、言葉もぶっきらぼうだったらどうでしょうか。
礼儀どころが、かえって失礼な態度になります。
作法は、礼儀を知ってこそ後からついてくる動作です。
目に見えないものこそが大切だということが、お分かりいただけるのではないでしょうか。
□ 夫婦や親子でも、きちんと挨拶をしていますか?
□ 挨拶に心は入っていますか?
日本のマナーのルーツは、飛鳥朝廷時代にさかのぼると言われています。
ずいぶん古い時代から受け継がれてきたものなのですね。
歴史の授業で学んだように、「冠位十二階」や「十七条の憲法」が、その時代の人々の階級や行動規範を制定しています。
「和をもって尊しとなす」と言われるように、官僚に対する道徳的な訓戒が主なものですが、その心得は現在でも、私たちの会社やコミュニティに根強く残っているようです。
もちろん、夫婦・家族でも同じことが言えます。
「夫婦は所詮他人」という言葉があるように、長い間、別々の生活をしてきた他人が同じ屋根の下で過ごすには大変なパワーが必要です。
そう考えると、家族を持つということは、自分自身が成長をするのに絶好の機会とも言えるでしょう。
ここ数年は、さまざまな社会情勢から晩婚化が進み、結婚自体に興味を持たない若者も増えてきており、大きな問題になりつつあります。
さまざまな夫婦(パートナー)の形があるとは思いますが、その根底にあるのは、やはり相手の気持ちに寄り添うということではないでしょうか。
□ 相手の日常のこだわりや習慣を受け入れていますか?
□ 自分がこれまでやってきた方法を相手に押し付けていませんか?
「いい夫婦」であるために、みなさんすでに努力をされていることと思います。
ポイントは、性差関わらず、一方だけでなくお互いが広い心を持つこと。
残念ながら、一方だけでの努力は「いい夫婦」は成立しないのです。
相手を受け入れるということは、簡単ではありません。
ましてや、生活習慣を共にする夫婦という形をとる以上、お互いの歩み寄りが必要です。
この人ならと決めたはずのあの日。
11月22日は、改めてお互いへの感謝とこれからの進む道を話し合うのにいい機会ではないでしょうか。
たくさんの「いい夫婦」が誕生することを願って…。
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外見だけでなく、内面も同時に磨けたら。
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